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2019年04月28日22:44

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川久保賜紀・遠藤真理・三浦友理枝@浦安音楽ホール

昨年から首都圏でも活動を再開した通称「たまりえトリオ」。
つまり川久保賜紀、遠藤真理、三浦友理枝によるトリオである。
もう結成10年になるのか…。

今回は京葉線新浦安駅近くの2017年オープンの新しいホールでのマチネー。
2019/2020シーズンのオープニングガラということで「ミューズたちが贈る名曲集とピアノ・トリオ」と題されている。
ミューズたち、ねぇ。。。
まあ、そう言いたくなるよな。

川久保賜紀:ヴァイオリン
遠藤真理:チェロ
三浦友理枝:ピアノ

01.ラヴェル(山田武彦/編):亡き王女のためのパヴァーヌ (Vn, Vc, Pf)
02.クライスラー:美しきロスマリン (Vn, Pf)
03.マスネ:タイスの瞑想曲 (Vn, Pf)
04.ドビュッシー:月の光 (Pf)
05.フォーレ:夢のあとに (Vc, Pf)
06.サン=サーンス:白鳥 (Vc, Pf)
07.ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第1番 ハ短調 Op.8 (Vn, Vc, Pf)
<休憩>
08.ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 (Vn, Vc, Pf)
<アンコール>
09.ショスタコーヴィチ:ワルツ (Vn, Vc, Pf)
10.ショスタコーヴィチ:ガヴォット (Vn, Vc, Pf)
   いずれも2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品より

やはりこのトリオはいいね。
ことに最近感じるのは真理ちゃんのチェロの鳴りの良さだ。

前半はそれぞれのソロに今年の新曲ショスタコーヴィチの1番。

『タイスの瞑想曲』での賜紀ちゃんの音色は絶品だった。

20世紀の大巨人ショスタコーヴィチ。名作として知られる2番に対し、若書きの1番。
ショスタコーヴィチは天才だったのだな、と改めて思う。
こうした決して人気があるとは言えない作品(だが優れた作品)を積極的に取り上げる気概が素敵だ。

休憩を挟んでのメインのラヴェル。
彼女たちがデビューアルバムに選んだラヴェル。
ここまで進化したのか、という印象だ。
今になって思うと、素晴らしいと思った10年前の演奏はやはりまだ若かったのだ。久々に聴いてそう感じた。若々しさはそのままに成熟した演奏、それが10年という時間での彼女たちの歩みなのだろう。
古今のピアノ・トリオの中でも相当な難曲と知られる曲をデビューアルバムに選んだというのも恐ろしい。2009年、トリオがデビューした年、ラヴェルを聴きたくて仙台まで出かけたことを思い出す。
あれから10年なのか。感慨深いものがある。

いいコンサートだった。

浦安音楽ホールは初めてだったが、とても良いホールだ。
ホールの構造も響きもとても良いようだ。
もしかすると秋にもう一度行くことになるかな?(彼女たちとは関係ありません、あしからず…)

さて、世間ではことあるごとに「平成最後」と喧しいが、それに倣って言うならわれわれにとって今回が「平成最後のコンサート」だった。
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