mixiユーザー(id:59308909)

2016年07月25日15:17

163 view

釋超空のうた 65

当地では、ここ数日、鬱陶しい日々が続いている。
私は、ふと、釋超空の詩集を読みたくなった。
以下は私の好きな詩の一つである。
***
 いにしへや、
かゝる山路に 行きかねて、
 寝にけむ人は
ころされにけり

 雨霧のふか山なかに
息づきて
寝るすべなさを
 言ひにけらしも

山がはの澱みの 水(み)の面(おもて)
 さ青(を)なるに
死にの いまはの
  唇(くち) 触りにけん

***
私は此の詩の、特に最後の連に、釋超空の特異性を強く感じる。

人によっては芥川龍之介の短編小説を連想するかも知れない。

此の人は芥川よりも翳が濃く、罔(くら)い。と私は思う。

 

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する