今年の始めから不眠症が続いている。毎日、ほとんど眠ったという自覚がないのに、なぜか昼間も夜も眠くならない。ということは、知らずして少し眠っているのだろう。不眠症の辛さは不眠そのものよりも、不眠そのものを意識することにあると思う。不眠症でも特
数日に一度、六代目三遊亭圓生の『品川心中』をPCで視聴している。何度視聴しても全く飽きない。どころか視聴する度に味わいが出てくる。噺の内容は市井の人々の闊達な生活で、特に、これといった説教などなく、圓生の噺を楽しめる。圓生の怪談に見られる凄み
『明暗』と『続明暗』(水原美苗著)を読んだ。実は私は何十年か前にも一度読んだのだが、断片しか覚えていず、今回初めて読んだと言ってもよい。私は漱石の小説は『門』がお気に入りだが、この『明暗』も面白かったという記億は残っていた。そこで再読したのだ
芥川龍之介の短編に掲題の面白い短篇がある。例によって『今昔物語』から題材をとったものだが、『雨月物語』にでも出てきそうな妖しい雰囲気があって、いかにも芥川好みの説話だ。ほんの数頁の短篇だから読んだことのない人は一読したらよい。***吉田精一の
私は源氏物語の知識は全くない。ただ『能の表現・その逆説の美学』(増田正造著、中公新書)という実に面白い本があって (此の本については以前、日記に書いたが) 、この本のなかで能の演目『葵上』や『野宮』について解説されている。源氏物語を知っている人
『光る淵の 其処につどはす三世(みよ)の仏(ほとけ) まじらひがたき、現(うつしみ)。われは***上は釋超空の歌である。***死んだら、どうなるだろうか?あるいは『何処へ行く』だろうか?というのは恐らく誰もが子供の頃から思う漠然とした感覚だろう。それ
ホロン革命』(アーサー・ケストラー著、工作舎)のこと(その1)***我が人生の来し方を顧みて此の本は私の人生観に決定的な影響を及ぼした本の一つといえる。以下は此の本についての感想である。***この本を読了したのは、S.60/12/29。この本の最後に、そう、鉛筆書きして
思へばこの世は常の住み家にあらず草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし金谷に花を詠じ、榮花は先立つて無常の風に誘はるる南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の雲にかくれり人間五十年、化天[1][2]のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり一度生を享け、滅
生命(いのち)は食物(しょくもつ)にまさり、身は衣服(いふく)にまさるにあらずや。空の鳥を見よ、彼らはまくことなく、刈ることもなく、倉に納むることなきに、汝らの天父(てんぷ)は、これを養い給う。 (中略) また何とて衣服のために思いわずらうや、野の”
最近、毎日、六代目三遊亭圓生の「品川心中」を視聴している。圓生の口跡の良さ、歯切れのよい闊達な江戸弁の快さ、噺の軽快なテンポの良さ、巧みな話の省略。また圓生の自在な仕草。それらが何度、視聴していても飽きない。それらの話術はいぶし銀に光ってい
昨日見し人今日はなし昨日見し人今日はなし今日見る人も明日はあらじ明日とは知らぬ我なれど今日は人こそかなしけれ
日本人横綱なんていらないというか、横綱に人種など、どうでもよい。私はスポーツには関心がない人間だが、大相撲のテレビ中継は暇にまかせて毎場所みている。我々は、数々の連勝記録を残している白鵬という天才をリアルタイルで見る幸運な時代に生きている。
昔、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の主要登場者が猫で擬人化されたアニメーション映画を私は観たことがある。ジョバンニとカンパネルラも猫に擬人化されて登場したのであった。私はアニメーション映画は数本しか観ていないが、上記したものは今でも印象深く記憶
私は、最近、You Tube で公開されている六代目三遊亭圓生の落語にはまっている。音声のみのものでなく、圓生の仕草がわかる映像付きのものである。Graving Exploer にYou Tubeの映像をインストールして楽しんでいる。現在、インストールしているもの(圓生の仕
昭和46年初版の『能の表現(その逆説の美学)』(増田正造著、中公新書)という本がある。私が再読している幾つかの本の一つである。私は子供の頃より能面に惹かれていた。児童向きの東映チャンバラ映画には鬼の面などが、よく登場したからだ。そこで私は自然と能楽と
ここで、いつも紹介している本「雑学の本」(知的生き方文庫、竹内均著)に、こんなことが書いてある。既に、御承知の人も多いだろう。静岡県の富士川を堺にして、関東50Hz、関西が60hzとなっている。わが国で発電が始まったのは明治29年だが、このとき東京電燈
孫引きだが『神狩り』(山田正紀著)というSFに面白いことが書いてあるそうだ。『全ての複合論理命題は∨(OR)と¬(否定)で構成できる』ことは、このテの話に興味ある人なら誰でも知ってるだろうが、実は一つの論理のみで,∨(OR)も¬(否定も表現できるそうだ。仮
ゲーデルの不完全性定理。この超難解にして深淵な定理を、20世紀を代表する天才数学者のフォン・ノイマンが日常語で説明してくれている。いわく、-----------------------------------------ゲーデルはつぎのことを証明した最初の人である。現在までに承認
ここで、いつも紹介している「雑学の本」(知的生き方文庫、竹内均著)に面白いことが書いてある。歳をとると、本当に「面(つら)の皮が厚くなる」そうだ。図々しい人のことを「面の皮」が厚いというが、よく考えてみると、この言葉はなかなか奥が深いそうだ。顔
もう20年以上も前になるが『今日から君も強くなれる!!』と副題がついた、文字通り将棋入門書を図書館から私は借りたことがある。表紙には羽生善治の顔の漫画風の絵も描かれていた。この本の最初の数ページは漫画入りの将棋の駒の動かし方が書いてあって、私の
私は落語が特に好きでもないし詳しくもない。***私が大学2年生のとき家庭教師のアルバイトをしたことがある。今でも覚えていることだが、バイトの初日、初顔合わせということで、そのアルバイト先の家でちょっとした歓迎のご馳走をしてくれた。そこで話が大学
「雑学の本」(知的生き方文庫、竹内均著)という面白い本がある。それによると、血液型で「ハゲかた」に差が出るそうだ。日本人でA型の人は、ひとことで言えば中途半端なハゲかただそうだ。完璧なハゲ、いわゆる「ツルハゲ」になるのは、O型の人に多いとか。少
死とは雑念からの解放私は、最近、以下の文章に惹かれる。-------------------------『平家物語』に『鬼界が島』に追放された俊寛僧都の有名な話がある。知る人ぞ知る悲話であるが、有王は都へ生還し俊寛の娘に会う。その箇所を『平家物語』は以下のように簡
家の周りの田んぼに水張られて、それが陽の光を反射し、キラキラして綺麗だ。夕方になると蛙の合唱が始まる。夜の九時頃、私は床に入るのだが、その合唱を耳にしながら寝る。蛙の合唱は雑音だちは思わない。今は夜の一時だが蛙の合唱しない蛙どもも寝ているの
例によって夜中の2時頃、目がさめたので起床した。PCのイターネット・セキュリティを更新したのち、暇だから、PCと将棋をした。勿論、ド素人向けの将棋ソフトを利用している。私は負けてばかりいる。PCの将棋の便利なところは、マッタが何度もできることであ
私は、例によって夜中の2時に眼が覚めたので起床した。5時間は眠ったようだ。睡眠薬が効いたようだ。家内が病院でもらっている薬を拝借している。***「雑学の本」(三笠書房、竹内均著)という本がある。それによると、「憂鬱の時程、暗い音楽を聴くとよい」そ
文芸春秋に掲載していた中野京子の怖い絵シリーズを読んで興味を覚えたので彼女の本を数冊買った。私が本を買うのは数年ぶりだ。買ったのはよいが、最近の私の悪い癖で、なんでも面倒がり屋のためか、未だ読んでいない。でも、ポール・ドラロージュの描いた、