2ndアルバムというのは難しいはずである。
溜め込んでいた曲を使える1stアルバムとは異なるからだ。1st後にどれだけ曲を作れたか、あるいはどれだけ曲のストックがあるか、ということで出来が変わる。真価が問われる作品ということになろう。
キング・クリムゾンでさえ(メンバーの異動があったとはいえ)、2ndは1stの焼き直しのような作品だった(もちろん音楽的なグレードは高いが)。
BABYMETALの2nd『METAL RESISTANCE』について期待半分心配半分というのも当然のことであろう。
実際に聴くまではなるべく楽曲についての情報を入れないようにしていた。いろいろな雑誌で組んでいる特集も、買うだけ買って読まずにいた。
心配は杞憂であった。
2ndはよりメタル色が濃くなったと言えるだろうか。
いや、あらゆるメタルの要素が含まれている。
前作が短編小説集だったのに対し、今作は連作小説のようなものだという気がする。
収録曲は以下の通り。
01.Road of Resistance
02.KARATE
03.あわだまフィーバー
04.ヤバッ!
05.Amore -蒼星-
06.META! メタ太郎
07.シンコペーション
08.GJ!
09.Sis. Anger
10.NO RAIN, NO RAINBOW
11.Tales of The Destinies
12.THE ONE
新時代のメタル・アンセム(01)で狼煙を上げると、さまざまなメタルが展開されていく。
SU-METALのソロであるスピードメタル(05)や泣きのバラード(10)もあり、BLACK BABYMETAL(YUIMETAL & MOAMETAL)の曲ももちろんある(08, 09)。特に09のブルータルなデスメタルサウンドに乗る可愛らしいシャウトはオヤヂ殺しである。
題名だけでいろいろ憶測を呼んでいた06はまさかこういう展開だったかと驚かされた。
11と12は組曲形式。11は超絶変拍子大会。で、壮大に12で締める。横浜アリーナで三人がゴンドラに乗って披露されたことを思い出す。
とにかく今作も振り切れている。
嫌う人もいるだろうし、批判をする人もいるだろう。
それでいい。
万人受けするものは結局はつまらない。
もとより賛否両論あるのがBABYMETALなのだから。
SU-METALのヴォーカルはさらに表現力を増し、YUIMETALとMOAMETALのコーラスパートも増えている。
前作から二年、彼女たちの目覚ましい進化を感じることができる。
聴きこむたびに新たな発見がありそうだ。
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