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2015年06月14日22:13

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シンガーソングライター

歌うことあるいは演奏すること、それと曲を作ることとは別のスキルである。
だからたとえばBABYMETALが演奏をしていないとか、曲を作っていないとか、そういった批判は的外れである。一応言っておくと『4の歌』はYUIMETALとMOAMETALの作詞作曲であるが。
だいたい古今のバンドを見てもメンバーが全員曲作りにかかわっているとは限らない。

しかし、シンガーソングライターとなると話は別だ。

シンガーソングライターは文字通りシンガーでありソングライターである。
自作自演であるがゆえにシンガーソングライターと言われるのだ。

曲を書かなければただのシンガー。
この場合、作詞は外部に任せてもいいらしい。その逆に作詞はしても曲を作らなければソングライターとは言わないようだ。

デビュー当時高校生だった吊り目が特徴のシンガーソングライターがいる。
1stアルバムは研いだ爪を垣間見せるような内容が印象に残り、密かに応援していた。
2ndアルバムではその爪が見えなくなり、3rdアルバムではとうとう全曲自分の曲ではなくなってしまった。
もはやソングライターではない。
クレジットを見ると1stも2ndも共作が多い。
1stは作詞のセンスが良かったのだが、2ndではその冴えがなくなった。

ここ2年ほど紅白に出場してブレークした感のあるシンガーソングライターがいる。
1stと2ndはクレジットを見る限り全曲作詞作曲を手がけている。3rdと4thになると曲はほとんどが共作になっている。全曲作曲にかかわっているので、ソングライターに偽りはないが、1stと2ndの方が曲のクオリティは高かったように思う。良くも悪くも曲のバリエーションを広げるには自身のスキルだけでは足りなかったということなのかもしれない。多くのタイアップを得るためにはやむをえないことだったのか。
なんだかもったいない。

来週2ndアルバムをリリースするまだ10代のシンガーソングライター。
これにはいくつか自身の曲でないものが含まれている。1stもそうだったのだが、2ndの方が自作曲は少ない。
ソングライターを名乗るなら全曲自作曲で固めてほしいが、今の日本のリリースペースでは難しいのかもしれない。しかしそのリリースペースを守らなければ忘れられてしまうのが今の日本なのだろう。
可愛らしい顔をしていながら、意外に低い声をしていて、そんなミスマッチがおもしろい。

もっとも彼女たちは自分のことをシンガーソングライターだとは言ってないのかもしれない。
レコード会社の売り方やマスコミにも責任あるよな。

私にとって今の時代のシンガーソングライターというと、しばじゅんこと柴田淳である。
前三者に比べるとベテランと言えるくらいだが、コンスタントにアルバムをリリースしつつ、10枚のオリジナル・アルバムは全て彼女の作詞作曲である。共作は一切ない。ご丁寧にインストゥルメンタルまで彼女の自作曲だ。まさに生粋のシンガーソングライターである。
ここまでくると歌うこと詞を書くこと曲を作ること全てが彼女の業なのだろうと思えてくる。
だからこそ肩入れしたくなるのだろう。

ソングライターと言うなら、そんな独自の世界を聴かせてもらいたいものだと思う。
いや、もはやメジャーなフィールドではそのこと自体が難しいことなのかもしれない。
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