いよいよLFJの開幕。
朝からいきなり中央線の遅れでどうなるかと思ったが、無事に一日が終了。
今年のテーマは「パシオン」。
テーマなんてあってないようなもの。
それゆえ何でもありというか、捉えどころがないというか、プログラムの核が見えなくなっている。
【公演番号:121、御喜美江、ホールB7】
御喜美江:アコーディオン
01.スカルラッティ:ソナタ ハ長調 K.159
02.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.9
03.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.1
04.グラス:モダン・ラヴ・ワルツ
05.ルグラン:シェルブールの雨傘
06.ケージ:夢
07.ピアソラ:S.V.P.
08.ピアソラ:バチンの少年
09.ピアソラ:最後の嘆き
10.ピアソラ:白い自転車
11.ジョン・ゾーン:ロード・ランナー
初めて聴いたが凄い人だった…。
超絶技巧だ。しかも情感豊か。
さまざまな音楽がコラージュのように登場し、かつスピード感あふれる『ロード・ランナー』が抜群におもしろかった。
【公演番号:162、クレール=マリ・ル・ゲ、G409】
クレール=マリ・ル・ゲ:ピアノ
01.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
02.バッハ:パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV625
03.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
<アンコール>
04.バッハ:シンフォニア 第11番 BWV797
3年前のLFLで聴いて好印象だった。
そのときはロシアものだったが、今回はバッハ。
メリハリがありつつも柔らかな音色。バッハ仕様ということか。
恣意的な解釈を排し、堅実なバッハだった。それでも十分に聴かせる内容だった。
充実したバッハ名曲集だった。
このピアニストは覚えておくべきであろう。
ここで仙台からいらしたマイミクさんご夫妻とランチ。
カイザーホフというホフブロイハウス・ビールを出す店で二年ぶりの再会を祝し乾杯。
お値段お高めではあるが、料理のグレードは高い。
国際フォーラムの道路を挟んだ向かいのビル。混んでいるか思ったら意外に空いていた。
【公演番号:144、バッハ・コレギウム・ジャパン、ホールC】
ドロテー・ミールズ:ソプラノ
澤江衣里:ソプラノ
青木洋也:アルト
藤木大地:アルト
中島克彦:テノール
谷口洋介:テノール
ドミニク・ヴェルナー:バス
藤井大輔:バス
ハンス・イェルク・マンメル:テノール(エヴァンゲリスト)
鈴木優人/バッハ・コレギウム・ジャパン
01.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
なんとマタイ全曲。
休憩込みで3時間超え。
ビールを飲んだ後ではいささか厳しいものがあったが、滅多に聴ける機会がないので、いい経験をさせてもらった。
演奏も歌唱も十分にこなれていて、さすがバッハ演奏に定評があるだけのことはある。
ソプラノのドロテー・ミールズはいい声をしている。
エヴァンゲリストは途中で若干音程が安定しないところもあったが、出ずっぱりの長丁場では大変だったろう。最後はきっちり盛り返してきたのは見事である。
有名曲だが、実演で聴ける機会はそう多くない。このプログラムはLFJのファインプレーだと思う。
というわけで、初日から濃密だった。
なにはともあれ、無事に終了。
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