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2015年03月26日21:00

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ヤロウのリサイタルに3回も行っちゃいます

上野で東京・春・音楽祭が始まっている。
地味に始まって地味に終わるという実に落ち着いた音楽祭で、いつもある程度進んでからプログラムを見て「いい公演あったじゃん」と思う。
今年は上野由恵がプレ・イベント・コンサートに出演したり、平日昼間とはいえ三浦友理枝が気合の入ったプログラムを組んだり、例年になくよく聴いている。で、実はわれわれにとってのメインはこれからなのだ。
3月29日(日)、31日(火)、4月1日(水)が予定に入っている。
いずれもロシア生まれのピアニスト、アレクサンドル・メルニコフのリサイタルである。
ヤロウのリサイタル、それも三日もと驚くなかれ。こにピアニストは本当に素晴らしいのだ。三浦友理枝は特別なので除くとすれば、今最も気に入っているピアニストかもしれない。

もともとはヴァイオリニストのイザベル・ファウストとのデュオで知った。
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会で初めて彼の実演を聴き衝撃を受けたのだ。イザベルのヴァイオリンももちろん素晴らしかったのだが、メルニコフのピアノなくしてあの演奏は成り立たなかったろう。
そしてその数日後に開かれるリサイタルのチケットを慌てて手配した。浜離宮朝日ホール二階席の最後列、リサイタルを聴くのにいい席とはお世辞にも言えないが、それでも聴かなくてはならないような気がしたのだ。

そのときの演目はショスタコーヴィチの24の前奏曲とフーガ全曲だった。
2時間を超す大曲である。
それ以来メルニコフはお気に入りのピアニストになった。

そして今年はそのショスタコーヴィチを皮切りに24の前奏曲をテーマにリサイタルを開くのだ。
3月29日(日)、ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ
3月31日(火)、ドビュッシー:前奏曲第1巻、第2巻(全24曲)
4月01日(水)、ショパン:24の前奏曲、スクリャービン:幻想曲、ソナタ第3番、ほか
というプログラムだ。
これは聴くなら「全部」だろう。

ショスタコーヴィチの曲はめったに聴くことができないし、メルニコフの演奏が素晴らしいことは体験済み。CDもリリースされている。
ドビュッシーはメルニコフには意外な感じがする。フランスものは録音でもほとんどないのではないか。なので暖かな音色を持つメルニコフがどう弾くのか非常に楽しみである。
そしてショパン。この数年ですっかり大好きな曲になってしまったこの曲を聴かないわけにはいかない。しかも後半は得意のスクリャービン。
というわけで冷静に考えてもどれも外せないのだ。
聴くなら全部。どれかを外すなどということはありえない。

最近はBABYMETALやアイドルばっか聴いていて大丈夫、と心配してくださる方もいらっしゃるかもしれないが、安心していただきたい。
ちゃんと根っこはクラシックなのだ。

ってホントかなあ?
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