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2015年03月26日10:23

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『海ゆかば』というレクイエム

最近、先の敗戦に関する本を続けて読んだせいか、あの時代を私なりに思うことしきりである。そして下記の歌には正直、私は或る感銘をうける。

その感銘は、此の歌のもつ荘厳さ・厳粛さが、混声合唱での女性達の声で毅然とした雄雄しさをもって歌いあげられているからである。

( 但し、YouTubeでuploadされている此の歌の中で、私が感銘を受けるのは下記の混声合唱だけである。その他の歌には少しも感銘は受けない。)

https://www.youtube.com/watch?v=jyYSRPuKJnU

***

この歌を厭う人も多いと思う。それも私は理解できるつもりではある。

今や、あの敗戦後から70年過ぎたのだが、先の戦争傷跡の癒えぬ人も未だ多いだろうし、心中においてトラウマを未だ負っている人も多いだろう、と私は思う。

しかし、時代という時の流れは、どうしようもなく流れていく。

あの時代が日本史において特殊な時代だったにせよ、いずれは人々は忘れていくに違いない。

これは良い悪いの問題では必ずしもなく、人間の歴史とは、そういうものだという、ある運命的なモノとして私は捉えたいと思う。

『もう戦争は嫌だ』という真摯な声も私は大切だとは思う。

と同時に、あの時代に生きた全ての人々にとって、私は此の歌は、レクイエムなのだ、とも思いたい。

ならばこそ、この混声合唱での女性たちの声が私には厳粛に且つ哀切をもって私の胸をうつのだ。
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