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2015年01月21日23:39

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好調SCANDAL

先週SCANDALの新しい映像作品がリリースされた。
昨年のツアーから横浜アリーナの公演を収録している。

ジャケット中央上の金髪娘から時計回りに、MAMI(g,vo)、RINA(ds,vo)、HARUNA(vo,g)、TOMOMI(b,vo)。

私はSCANDALを応援している。
SCANDALサウンドの核はリズム・セクションなのだ。デビューしたときからそのサウンド作りは変わらない。彼女たちはロック・サウンドがなんたるものかをよくわかっている。

実はデビュー当時はSCANDALよりもステレオポニーの方に注目していた。ステレオポニーの方がロックとしてとんがっているように思えたからだ。ところが2ndアルバムを出したころには、ステレオポニーからはとんがった部分がなくなり、逆にSCANDALのサウンドは迫力を増した。その後ステレオポニーは迷走した後に解散し、SCANDALは不動のメンバーのまま快進撃を続けている。
最近のギャルバンは強力なリズム隊を擁するものが多い。それでもSCANDALのTOMOMIとRINAのコンビほどエキサイティングなものはないだろうと思う。
ブンブン唸るベースと端正なドラミング。ことにRINAのドラミングは本当に素晴らしい。
RINAはザ・フーからの影響を公言している。キース・ムーンのようにハチャメチャではないし、派手なフィルインを決めるわけではないけれど、歌うようなドラミングは相通じるものがある。さらにTOMOMIはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーの影響を受けていて、そのフリーはザ・フーのジョン・エントウィッスルから大きな影響を受けている。つまり彼女たちは史上最高とも言われるザ・フーのリズム隊の孫のようなものなのだ。そのくらいベースとドラムが目立つ。RINAは優秀なリズム・キーパーでもあるが、TOMOMIはリード・ベーシストと言ってもいい。ジョンのようにベーシストではなくベース・ギタリストと言う方が似合いそうだ。
その個性的で技巧的なリズム隊にMAMIが自在なギターを絡め、HARUNAがヴォーカルを乗せる。ギターの上達も目覚ましいものがあり、SCANDALサウンドを確立しつつ、さらに可能性を感じさせる。このぶんではSCANDALの天下はまだまだ続きそうだ。最新アルバムではMAMIの曲作りの才能が開花した感もあり、RINAが初めて全編リード・ヴォーカルを取る曲もあり、まだまだ底を見せていないことをアピールした。

ライヴに定評があるのは相変わらずで、それは映像作品でも十分楽しめる。
もはや安定の信頼ブランドである。
衣装がド派手になっているのだが、そこは女の子ということで。。。

SCANDALという名前はデビュー前に使っていたスタジオ近くの店の名前をもらったのだそうだ。セクシーキャバクラだったらしい。もしかしたら「ナース女学院」とか「ピーチ倶楽部」とかになっていたかもしれないというのだから笑える。
最年長のHARUNAが26歳、最年少のRINAが23歳、まだ若いバンドである。

ずっとライヴの定番だった曲を外したことで新たなステージに突入したことを感じる。
『少女S』や『カゲロウ』を聴けないのは淋しいが、新しい曲が増えてくれば仕方のないことでもある。つまりどんどん曲が増えているということなのだ。

RINAのドラム・セットはオーソドックスな三点セットに、最近はツイン・ペダルを導入している。バス・ドラムは24インチから22インチに替えたようだ。重い低音よりも小回りを重視したのかもしれない。それでも18インチの深胴(たぶん)なのでガッツリ低音は出ている。
バス・ドラムにはタム・ホルダーを付けていない。そんなこだわりもあるのだろうか。だとしたらよけい肩入れしたくなる。微妙な違いかもしれないが、タム・ホルダーが付いていない方が絶対に音がいい(はずだと思う)。

今振り返って1stアルバムを聴いてみると、荒いところは多々あるが、すでにSCANDALサウンドはこうあるべきという姿は見えてきている。このときはまだHARUNAがやっと20歳を超えたくらいだったのだろうか。そう考えると、未完成なのは当然のことで、かなりグレードが高かったということに気付く。
実は私、このアルバムの完全生産限定盤というものを持っている。メンバー本人たちが撮った写真集付きというもので、予約段階で完売となり、追加生産をしたのだそうだ。その追加生産分のうち少数がショップに出て、たまたまタワレコで見かけて手に取ったのだ。買うかどうか決めあぐねてショップ内をうろうろしていたら、店員さんに在庫があるかどうかを訊いている人を二人見かけた。慌ててレジに向かった…。
彼女たちのファンに所有してもらうのが幸せなのだろうが、こればっかりは巡り会わせである。申し訳ないような気もしたが、ファンなら予約するはずだろうということで気に病むのはやめた。
結局それは封を切らないまま保存している。気に入らなかったら売り払ってしまおうと思っていたからなのだが、そのまま残っている。プレミアも付いているようだが、特に調べてはいない。
そろそろ開けてみようかなんてことも思う。これを持っているということは少しは自慢になるかな、などと俗物根性丸出しなことも考える。

SCANDALはこれからワールド・ツアーに出るという。
アメリカ、フランス、イギリス、香港、台湾、を回るのだそうだ。さらにメキシコ、ドイツ、シンガポールも追加になったらしい。
アジア圏はともかく、はたして欧米でウケるのだろうか…。
確かにBABYMETALは日本語でもウケた。しかし、向こうの人は母国語以外の曲を聴かないらしい。そうした点でもBABYMETALは驚かれているのだ。
もちろん成功してほしいし、勝算がなければ行かないだろうとも思う。日本のポップ・カルチャーが人気なのだそうだから、すでに需要はあるのかもしれない。

それにしても、SCANDALといいBABYMETALといい、海外に積極的に出ていくというのは頼もしいかぎりだ。



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