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2014年12月06日21:52

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田中葵 featuring 原嶋絵美@Cafe BROWN

昔から名前は知っていたが一度もライヴを観たことがないユニットMODEA。
そのピアニスト田中葵が埼玉県飯能(はんのう)のカフェでライヴを行なう。しかもゲストにアウラの原嶋絵美を招くという。先週キャンセルが出たので若干名予約が可能ということだったので、これは観に来いということだろうと思い、予約をすることにした。

飯能というのは所沢から秩父に向かう西武線の途中にある。
所沢から30分弱くらいだろうか。
とりあえず行きは中央線で拝島まで出て、そこから八高線で東飯能に出た。
初めて降り立った駅である。
どことなくのんびりした雰囲気。人が少ない。近くに高校があるのだろう、ほとんど学生しか見かけなかった。歩いて10分ほどということだったが、15分くらいかかったと思う。

田中葵:ピアノ
原嶋絵美:ヴォーカル *

01.All Of Me
02.Fine Knacks For Ladies *
03.Patina *
04.翼をください *
05.葵の森に祈るとき
06.Day by Day *
<休憩>
07.Lilac Wine *
08.赤鼻のトナカイ *
09.The Christmas Song *
10.戦場のメリークリスマス
11.青春の輝き
12.J.S.Tango
13.You Raise Me Up *
<アンコール>
14.白い恋人たち *

この二人、高校時代からの大親友なのだそうだ。

田中葵さんは評判通りの美人さん。
ピアノの腕もかなりのもの。穏やかなグルーヴ感が心地よく、センスがいい。
オリジナル曲やカバーのアレンジもグレードが高い。

アウラのメンバーがアウラ以外で歌うのを聴くのは(たぶん)初めてである(卒業生の佐藤悦子は除く)。

こういうリラックスした雰囲気のライヴは久々だ。

『Patina』は有名でない方の『Scarborough Fair』からスムーズに『My Favorite Things』につなげるメドレー。最後に有名な方の『Scarborough Fair』が出てくる。『Scarborough Fair』が二種類あるなんて知らなかった。

『翼をください』は懐かしいね。中学一年のときの合唱祭で歌ったよ。
最近ではBABYMETALがカバーしている。

『Day by Day』は田中さんのオリジナル。息の長いメロディーが印象的。それだけにヴォカリーズで歌うのは大変だったろうと思う。

休憩を挟んで後半はなんと『Lilac Wine』だと!
絵美ちゃんがどうしても歌いたいということでセットリストに載せたらしい。
ジャズのスタンダードである。絵美ちゃんはジェフ・バックリーのバージョンに親しんでいたそうだが、私はやはりニューヨークの溜息ヘレン・メリルだな。
ほとんど地声に近い歌唱でいい雰囲気だった。
そうか、絵美ちゃん、というかアウラと出会ってもう10年が過ぎたのか。あの頃まだ学生だった絵美ちゃんもこういう歌が似合う年になったのだな。
田中さんの歌に寄り添うようなピアノも見事。

『J.S.Tango』はバッハを素材にしたオリジナル。スピード感があってノリが良くグルーヴィー。
やはり作編曲のセンスが光る。

『You Raise Me Up』は『ロンドンデリー・エア』をベースにしたシークレット・ガーデンの曲。
ここでの絵美ちゃんは全開だったね。
ピアノもぐんぐん歌を引っ張る感じでクロージングに相応しい盛り上がり。

そしてアンコールは桑田佳祐の『白い恋人たち』。
聴いたことはあるように思うが、それが彼の曲だということは知らなかった。

休日の昼下がり、楽しいライヴだった。

アウラでの絵美ちゃんとは違う表情を見せてくれて楽しかった。
こういう活動は歓迎したい。
歌うことが仕事なのだから、いろいろなところで歌えばいいと思う。
そうした経験がアウラにも生きるだろうし、歌い手としての幅も広がるだろう。

このカフェは自然食をウリにしていて、コーヒーやハーブティーやお菓子も美味しい。
ついお菓子を買い込んできてしまった。

飯能は思いのほかうちから近く、機会があればまた行きたいと思う。

調べてみると『Lilac Wine』は意外にいろいろな人が歌っているようだ。
その中からヘレン・メリルの『Helen Merrill With Strings』収録バージョン(1955年)をどうぞ。



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