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2014年03月07日22:59

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シャヴァンヌ展@Bunkamura

今日は仕事の区切りがよく、早く上がることにした。
おそらく忙しいの今月いっぱいだろう。

というわけで会期ギリギリ(明後日の日曜まで)のBunkamuraの「シャヴァンヌ展」に行くことにした。現地でたぬ〜と合流。
夜の美術館は空いているのでゆっくり観ることができる。

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ、19世紀フランスの画家である。
美術史の本流からは外れた画家であり、ことのほか印象派に対する評価の高い日本では知られざる画家という位置付けだろう。ギュスターヴ・モローとは同世代で、作風は違えど二人まとめて象徴派の先駆けなどと言われたりしている。
当たらずと言えども遠からず。
写実では表現しきれない不思議な世界を描こうとしたのは確かである。

壁画を得意としたということもあるのだろうが、油彩もまるでフレスコのようであり、色彩が劣化していない(と思われる)あたりはテンペラのようでもある。
写実のようでいて、その表情はかなり曖昧模糊としていたりする。
ルネサンスや中世のような感じもするが、明らかに新しい。新古典主義っぽく見えつつも、その作品は20世紀美術に通じる。
風景や人物をまるで静寂の時間に閉じ込めたかのようだ。
不思議な作品だし、こうした絵を描いた人はほかにいない。素晴らしい個性だ。

深読みにできる作品たち。
ゆえに象徴派と言われるのは間違っていないと思う。

これだけの画家なのに日本では初の展覧会なのだそうだ。
印象派には全く関心がなく、かといってアカデミックな作風でもなく、決して美術史上のメインストリームにはなりえなかった。しかし、唯一無二の個性を誇る。
モローやルドンと同じようにシャヴァンヌもそんな画家だったように思う。
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