われわれにとって今年最初のB→C。
ベルギー在住のヴァイオリニスト米元響子、満を持してのB→C、らしい。
米元響子:ヴァイオリン
佐藤卓史:ピアノ *
01.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
02.武満徹:十一月の霧と菊の彼方から(1983)*
03.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ *
<休憩>
04.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品27-3 『バラード』
05.三善晃:ヴァイオリンのための『鏡』(1981)
06.レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 *
<アンコール>
07.ラフマニノフ:ヴォカリーズ *
08.ラヴェル:ハバネラ形式の小品 *
イザイのソナタが2番から3番へ急遽変更になった。
2番を楽しみにしていたのに、とこの時点でかなりガッカリ。
バッハにはやたら余計な音が入っていた。
左手で弦を押さえる(離す)ときに弾くような音がしてしまうのだ。たまにではなく、かなり頻繁に。
その後も、しばしば見受けられた。
演奏ノイズ(鼻息、足を踏み鳴らす)がかなり大きい。
ライヴに演奏ノイズはつきものだし、ライヴならではなのだが、大きすぎてはいけない。耳がそちらに持っていかれるたびに集中力が切れる。
演奏はイザイがいちばんよかったとは思うが、力でねじ伏せたという感は否めない。
レスピーギのソナタはいい曲だった。
メロディーが明確で、何よりリズム処理がおもしろい。これはいい曲だ。
考えてみれば、レスピーギという作曲家のことはよく知らなかったというのが本当のところだろう。擬古典主義者として軽んじていた。おそらくそれは一面に過ぎず、マリピエロやカゼッラと同じ方向性を目指した作曲家なのかもしれない。だとすれば要注目だ。
いろいろな意味で残念なリサイタル。
ピアノも自己主張しすぎ。
また、これは奏者の責任では全くないのだが、前の方の席で小さな音で常に音楽が鳴っていた。おそらくカバンの中に入れていた携帯プレイヤーかラジオが入ってしまったのだろう。回りに聞こえているのだから、本人が気付かないわけないだろうが、止まらなかった。
前の方なので奏者にも聞こえていたに違いない。気の毒である。
さて、来月は「あれ? まだ出ていなかったんだ」という菊池洋子(ピアノ)。リゲティが楽しみである。
ついでに6月の原麻理子(ヴィオラ)のチケットも購入。2013年度のB→Cも楽しみなのがたくさんある。
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