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2012年08月23日22:58

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上野由恵@ルネこだいら

このために休暇。。。
休暇というのはね、遊ぶために取るものなのよ。

ルネこだいらにて若手フルート奏者の上野由恵嬢のコンサート。

11時半からという時間は微妙だな。近いからいいけど。
チケットなし、当日ワンコインを支払えばOK。
平日の昼にどれだけ人が集まるのかと心配していたが、開場前に長蛇の列。1階席はほぼ満席だった。結構入るものだな。

上野由恵:フルート
石橋尚子:ピアノ

〜 故郷を愛した作曲家たち 〜

01.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番より、アリア
02.ドヴォルザーク:ユーモレスク
03.ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
04.ポルムベスク:望郷のバラード
05.バルトーク:ハンガリー農民組曲より
06.山田耕筰:赤とんぼ
07.山田耕筰:中国地方の子守唄
08.ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
<アンコール>
09.フォスター:おお、スザンナ
10.アイルランド民謡:ダニー・ボーイ

昨年出会ってからすっかり入れ込んでいる。
親しんできた楽器なだけにフルートには思い入れがある。それなのに、なのか、それゆえに、なのか、お気に入りのフルート奏者は意外に少ない。

彼女はいい。とってもいい。

まず音が綺麗だ。繊細だが一本芯が通っている。リリカルな表現に長けている。曲に対する解釈が卓越しているというか、何を伝えたいか明確な主張のある演奏である。かといって恣意的なものではなく、作曲者の思いに寄り添おうという姿勢が感じられる。
上手い演奏家はたくさんいるが、上手いだけではない演奏家はそうそういない。
こういう演奏家に出会えるのは幸運なことである。

わかりやすい曲ばかりであるが、むしろこういう曲こそが難しい。
彼女の演奏には安心して身を委ねることができる。
大見得を切るわけではない。情感たっぷりというわけでもない。
曲に対して真摯な演奏で、「このメロディーはこんなに綺麗なんだよ」という想いが伝わってくる。

ピアノの石橋尚子さんの押しと引きをわきまえたサポートも見事。
伴奏に無類の上手さを発揮するピアニストの一人である。

さて、次はいよいよ9月18日のB→Cである。
全曲無伴奏で挑む。
B→CのB(つまりバッハ)を考えるとき、バッハにはフルート用の名曲がある(しかも無伴奏のものまである)ので、フルート奏者には有利とも言える。

実は彼女は現代音楽演奏のスペシャリストでもある。
フルート奏者にとって、フルートの歴史上現代音楽を避けて通ることができないという事情を抜きにしても。
彼女は現代音楽をわかりやすく聴かせてくれる。これも彼女ならではの個性。
ちなみに、2枚同時にリリースしたデビュー・アルバムのうちの1枚、イサン・ユン作品集は歴史に残る名盤だと思う。

なにはともあれ、魅力的なフルート奏者である。
明るいキャラもとってもいい。

そういえば、ずいぶん昔にこの近くに住んでいたことがあったけな。。。

(写真右はルネこだいらで見つけたおおきなポスト)
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