mixiユーザー(id:3696995)

2012年08月02日23:28

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柔道とJUDO

日本柔道が不振である。
まあ、ある程度予想はついていたが…。
金メダルを取ってあたりまえと思われる競技だから、選手も辛かろう。
勝負は時の運。銀メダルでも銅メダルでも誇りに思って欲しいと思う。

とはいえ、柔道が日本のお家芸という時代はとっくに過ぎている。
少なくとも国際大会では柔道ではなくJUDOなのだ。
先日テレビで誰かが言っていた。「柔道はもはや格闘技ではなく採点競技だ」と。
上手いこと言うと思った。柔道とJUDOの違いを言い得ている。

今大会の試合を見ていると、一本で決まる試合が少ない。さらに、延長になる試合が多い。
スカッと一本で決まる柔道が見たい私はストレスが溜まって仕方がない。
日本の柔道も転換期を迎えて、なかなかそこから抜け出せないようだ。
しかし柔道の本家としてはポイントを稼ぐJUDOに移行しきれないというのもわからないでもない。難しいところである。

誰が見ても文句なし。
そんな金メダリストが見たい。
ポイント? しゃらくせえ。
旗判定? 旗はハタ坊の頭につけとけ。
そういう選手はもう出てこないのかもしれない。

ああ、かつてそういう選手がいたな。
今でも強烈に印象に残っている。誰よりも印象に残っている選手だ。

女子63k級の谷本歩実選手。
04年のアテネ、08年の北京、二大会連続金メダル。しかも全て一本勝ち。
二大会連続オール一本勝ちでの金メダルというのは五輪史上初だという。
北京の決勝、長年のライバルのドコスとの対戦は、お互いに技の掛け合いで、文字通り手に汗握る熱戦だった。ポイントを取りに行こうなんてハナっから考えていない、一本取るのみ、という試合だった。好敵手同士ゆえに噛み合った試合になったというのもあるだろうが、マンガの『YAWARA』のような世界が現実にあるんだ、と思ったものである。

まさに柔道家である。
畳の上でも礼儀正しく、潔ささえ感じさせる態度に柔道家としての矜持を見た。
世界選手権では優勝こそなかったものの、勝った試合は全て一本だったという。
公式戦の勝ち試合の9割が一本勝ちだというのだから恐れ入る。
世界の時流を見ると、もう彼女のような選手は出てこないのではないかと悲観的になる。

NHK中継で女子柔道の軽量級の解説をやっていた。
落ち着いた良い解説だったと思う。JUDOに即した解説をしていたのはさすがだ。
フラストレーションがずいぶん溜まったろうと想像するが。

ところで、現参議院議員の元有名柔道選手が次の五輪での復帰をほのめかしているとか。
呆れてものも言えんわ。
何ゆえそんなに天狗になってしまったのか。

ところで、谷本歩実さんと、重量挙げ48k級銀メダリスト三宅宏実ちゃんって、なんか似ている。和み系なのに凄いってところだな。
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