日付が変わってしまったが、4月10日のコンサートについて。。。
2012年度最初の「B→C」はトロンボーン。
オペラシティの名物企画、バッハと現代音楽を組み入れてさえいればあとは自由にプログラミングできる。ゆえに「B→C」、BachからContemporaryということである。若手演奏家にとっては、ひとつのステイタスになるし、本音で勝負できるリサイタルとも言える。
今回はリンツ・ブルックナー管弦楽団首席トロンボーン奏者の清水真弓。
共演は、打楽器&マリンバ:山本晶子(*)、ピアノ:野田清隆(+)。
01.バッハ:ソナタ 変ホ長調 BWV1031(原曲:フルートとチェンバロのためのソナタ)+
02.アルブレヒツベルガー:アルト・トロンボーンのための協奏曲 変ロ長調 +
03.バッハ:シャコンヌ *
<休憩>
04.シューマン:3つのロマンス 作品94 +
05.ラッシュ:リベリオン(1998)+*
06.ヨンゲン:アリアとポロネーズ 作品128 +
07.シュニーダー:ソナタ(1996)+
<アンコール>
08.エルガー:愛のあいさつ +
予想していたほど大柄な人ではなかった。
最初のバッハのソナタはなかなかの快演だった。
ところが、2曲目からミストーンが目立ち始めた。
内外合わせて初の本格的リサイタルという緊張もあったのかもしれない。
期待していたシャコンヌもマリンバが主役となる箇所も多く、消化不良の感は否めない。
しかし、最後の現代曲3曲は抜群におもしろかった。
まるで別人のようにトロンボーンが冴えに冴える。
ラッシュ、ヨンゲン、シュニーダー、いずれも名前を知らない作曲家だが、どの曲も楽しめた。
特にトロンボーン、ピアノ、打楽器による三重奏の『リベリオン』はおもしろかった。
最後のシュニーダーのソナタもひんやりとした質感のいい曲だった。
この3曲でこのリサイタルの印象はずいぶんいいものになった。
やはりトロンボーンのためのオリジナル曲は演奏しやすいというのもあるのだろうか。
それにしてもトロンボーンというのは難しい楽器だと思う。
彼女もまだまだこれからなのだろうが、最後の3曲では実力の片鱗を見た。
ま、結果として楽しめたからいいかな。
清水真弓、名前を覚えておいて損はないと思う。
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