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2012年03月03日23:07

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ルドンとその周辺@三菱一号館美術館

最近は展覧会に行くのがどうも会期末ギリギリということが多い。
というわけで、今年最初の展覧会は丸の内の三菱一号館美術館にて開催中の『ルドンとその周辺 〜 夢見る世紀末』展に行ってきた。

ルドンは大好きな画家のひとり。
印象派のモネと同年生まれだが、印象派とは異なり人間の内面を追求する内省的な絵ばかりを描いた。今ではモローと並んで象徴派の大家みたいな言われ方をすることも多いが、そんなのは最初からわかっていただろうと思わなくもない。。
まあ、それはそれとして、ルドンの関心が外の世界にではなく、内的宇宙にのみ向いていたということだけを覚えておけばいい。

黒のリトグラフの不気味な世界もルドンらしい作品ばかりだ。
この世のものではない奇妙な生物や植物、どれもがルドンの想像の中の住人。
ルドンの描いた目玉から、水木しげるは「目玉親父」の着想を得たというのは有名な話。

後年ルドンは黒の世界から色彩豊かな世界へ転換する。
その色彩がまた見事なのだ。もし黒の世界にのみ留まっていたならば、不気味な絵ばかりを描いた変態画家というふうにしか思われなかったかもしれない。

今回の展覧会の目玉は『グラン・ブーケ』という作品。三菱一号館美術館が新たに収蔵した作品なのだそうだ。これから常設展示されるのかもしれない。
花を描いた巨大な巨大なパステル画。
ルドンは花の絵を好んで描いた。鮮やかな色彩の素晴らしはもちろんのこと、どことなく生物のような不思議なたたずまいを持っている。写実のようで写実でない。そこに描かれた花もルドンの想像の世界に存在するものなのかもしれないと思う。

今回は岐阜県美術館のコレクションを集めて企画されたものだが、なかなかの名品が揃っている。

また、ルドンとその周辺ということで、点数は少ないがほかの画家の作品も出品されている。
中でもモローの作品に会えたのが嬉しい。さすがの存在感だ。
存在感といえば、ムンクもすごいね。

ま、なんにしてもルドンはやはり素晴らしいよ。
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