リリアに凜々子が来る、ということだそうだ。
ここに来るのは10年ぶりくらいか。2年かけてのリニューアルが終わったばかりらしい。
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原嶋唯:ピアノ
01.J.S.バッハ:G線上のアリア
02.ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 Op.100
03.J.S.バッハ:シャコンヌ
<休憩>
04.ドビュッシー(ローレンス/編):月の光
05.グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.45
<アンコール>
06.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
07.エルガー:朝の歌
G線上のアリアはG線のみを使用した演奏。
以外に少ないのでは?
ドヴォルザークのソナチネはチャーミングな曲だ。
彼らしい美旋律がたくさん出てくる。
メロディーを歌わせるのが上手い彼女のこと、しかも構成感を意識させることにも抜かりがない。
こういう曲を選ぶあたりもさすがだ。
シャコンヌは一転張り詰めた緊張感を維持し続けた演奏。
美しいが激しく厳しいシャコンヌだ。もはや凄みすら感じる。
その中に時折見せる優しさが魅力的でもある。
休憩を挟んで、冴え冴えとした『月の光』の後はいよいよグリーグ。
リズム処理の難しそうな曲だ。それゆえか民俗的なメロディーが印象に残る。
古典派ではない、ロマン派とも言えない、かといって国民楽派とも言いきれない。
そういうグリーグの立ち位置の複雑さを表すような曲だ。
ここでもどんなフレーズもないがしろにしない彼女のアプローチが生きている。
民俗的なメロディーは生き生きと、そして激しく奏でられる。
構えが大きく、大ソナタという印象だった。
激しさというのは彼女の個性のひとつである。
そのルックスから想像することは難しいが、彼女の演奏はかなり硬派なのである。
そしてメロディーを歌わせるのはとても上手いので、意識せずとも演奏の中に自然とアンビヴァレンツが発生する。
そこが演奏の奥行につながっているのだと思う。
見た目に騙されてはいけない。かなりハードボイルドだぞ、と。
前回よりもピアノとはうまく噛み合っていたようだ。
共演を重ねるにつれ良くなっていくのだろう。
アンコールは美メロの2曲。
たぬ〜は彼女が演奏する『亜麻色の髪の乙女』が好きだと言っていた。
エルガーの『朝の歌』もとてもいい曲だ。最近アンコールでよく取り上げているようだ。
歌詞を付けたらヒットしそうな曲。
今回も充実したリサイタルだった。
相変わらずお辞儀の深い凜々子姫であった。
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