オーストリアの名物料理を楽団名に使うとはなんともユニーク。
このカツレツはビールに合うんだよね。
山本音弥&シュニッツェルフィルハーモニー管弦楽団
奥田天翔:トランペット #
清水理沙:ソプラノ *
田村智仁郎:バリトン *
01.シベリウス:カレリア組曲 Op.11
02.ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 #
<休憩>
03.ニールセン:交響曲 第3番 ニ短調 Op.27『広がり』 *
失礼な話だが、正直言って、あまり期待していなかった。
ニールセンの3番が聴けるのだからいいや、くらいに思っていた。
謝ります。
とても巧く、かつ熱さを感じるオケだった。
カレリア組曲の冒頭のホルンに驚いた。ホルンのパートが充実するとオケのレベルは一段上がる。
木管も澄んだ音色、弦も潤いがあり、低音に厚みがある。
オケの実力を見せつけるにはうってつけの曲だった。
続くハイドンのトランペット協奏曲は難しいことを考えずに楽しく聴けた。
実演で聴いたのは初めてだが、ソロも良かったと思う。
若干音の乱れが無いこともないが、それもライヴならではということで、注文をつけるほどのものではない。
トランペットのブリリアントな音色は心地いいね。
休憩を挟んでお目当てのニールセンの3番。
この曲がプログラムに乗ることはあまりない。
ソプラノとバリトンを必要とするからだ。しかも第2楽章の最後の数分だけ。さらに舞台裏からという扱い。
そのためクラリネットとトロンボーンで代用可能となっているが、やはりあるべき姿で演奏されてこそであろう。
(クラリネットとトロンボーンの演奏も聴いてみたい気もするが…)
ニールセンの田園交響曲と言われることもあるが、そうかなあ? 広がり、というタイトルは第1楽章の Allegro espansivo から取られたと言われているが、この第1楽章は4番ほどではないにせよ、やはり最終決戦が始まりそうな緊迫感があるぞ。
やはりホルンが上手いね。金管全体が充実している。
木管、特にフルートの音色が澄んでいる。さらにピッコロが尖らない優しい音色。
ファゴットはノリノリだし。
ニールセンに相応しい音だ。
大満足の3番だった。
第2楽章終盤のヴォカリーズ、歌手はステージ後方の二階席、いわゆるP席で歌う。よかったね、舞台裏ではなくて。
バリトンがちょっと弱かったような気がするが、あるべき姿で聴けたのは嬉しい。
堅実にまとめ上げた指揮者の手腕も讃えられるべきだろう。
この指揮者は来月また聴くことになる。(マーラーの復活)
いいコンサートだった。
次回はブルックナーの4番の初稿版をやるのだそうだ。
来年とのことだが、早く日にちを決めておくれ。
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