彼女のソロ・リサイタルを聴くのはどのくらいぶりだろうか?
かなり久しぶりであることは間違いない。
2003年から2009年にかけて、浜離宮朝日ホールで開催されたバッハ連続演奏会12回を、実は皆勤している。
バッハのチェンバロ曲のほぼ全てを聴いたことになる。
その後はたまにアンサンブルを聴くというくらいになってしまった。
たまたまである。
常に気になる演奏家であることに変わりはなかった。
フィリアホールでチェンバロを聴くのは初めてかもしれない。
師匠スコット・ロスへのオマージュということで、フランス/スペインもの中心のプログラム。
今年はロスの生誕75年なのだそうだ。
曽根麻矢子:チェンバロ(クラヴサン)
デイヴィッド・レイ(David Ley)製作 18世紀フレンチモデル
01.シャンボニエール:神たちの対話のパヴァーヌ
02.ダングルベール:シャコンヌ・ロンド ニ長調
03.ダングルベール:シャンボニエール氏のトンボー
04.F.クープラン:ミューズ・プランティーヌ(クラヴサン曲集 第19オルドルより)
05.F.クープラン:ラ・クープラン(クラヴサン曲集 第21オルドルより)
06.F.クープラン:ハープ風の曲(クラヴサン曲集 第21オルドルより)
07.F.クープラン:幸福な思い(クラヴサン曲集 第2オルドルより)
08.F.クープラン:バンドリーヌ(クラヴサン曲集 第5オルドルより)
09.A.フォルクレ:ラ・ベルモン(クラヴサン組曲 第1番より)
10.A.フォルクレ:ポルトガル人(クラヴサン組曲 第1番より)
<休憩>
11.フローベルガー:ブランクロシェ氏の死に寄せるトンボー
12.ラモー:エンハーモニク(新クラヴサン組曲集より)
13.ラモー:ジプシー風(新クラヴサン組曲集より)
14.ソレール:ソナタ R.18 ハ短調
15.ソレール:ソナタ R.19 ハ短調
16.ソレール:ソナタ R.24 ニ短調
17.ソレール:ファンダンゴ
<アンコール>
18.D.スカルラッティ:ソナタ K.208 イ長調
19.F.クープラン:波(クラヴサン曲集 第5オルドルより)
前半、クープランの5曲連続は圧巻。
悪魔のフォルクレも魅力的だ。是非全曲を聴かせてほしい。
(フォルクレには組曲が5曲ある)
後半はやはりソレールがメイン。
ソナタはいずれもいい曲。
ファンダンゴは曽根さんの演奏で何度か聴いたことがあるが、今日も熱い演奏だった。
楽器の特性か、以前より軽めなように思えたが、それでも十分に激しい。
アンコールでスカルラッティのソナタが聴けたのは嬉しい。
スカルラッティの555曲のソナタの中で、スコット・ロスがいちばん好きだったのがこの208番だったのだそうだ。
そしてクールダウンとしてクープランの『波』。
ソロ・リサイタルは久々だったが、やはり良いリサイタルだった。
ときに優美で、ときに鋭く、一音一音が明瞭で、歯切れが良い。
それに曽根さんは変わらない。
やはりカッコいいよ。
MCも楽しい。こんなにMC多かったかな?
サイン会で「お会いしたことありましたよね」と思い出してくれたらしい。
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