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2026年04月28日23:29

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�睫暈ァ校辧�東京文化会館 小ホール

なんとなく久しぶりという気がする�睫暈ァ校夘韻離螢汽ぅ織襦�
実際は2月に府中で聴いているので、そんなに久しぶりというわけではない。
昨年10月以来の東京文化会館でのリサイタル。
来月から大規模改修に入るので、今の形の文化会館に行くのはこれが最後になる。
最後が凜々子姫というのは良かったような気がする。

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三又瑛子:ピアノ

01.クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
02.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 Op.96
<休憩>
03.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78『雨の歌』
04.サラサーテ:カルメン幻想曲 Op.25
<アンコール>
05.ルービンシュタイン:ヘ長調のメロディ
06.メンデルスゾーン:春の歌

挨拶代わりのクライスラー。
相変わらずメロディーを歌わせるのが巧い。

ベートヴェンの10番はなんとなくとらえどころがない。
この曲だけ作曲年代が離れている。それゆえか独特の作風である。全体的にたおやかで、ユーモアを感じさせる部分もあり、穏やかなのだが、一筋縄ではいかない雰囲気もある。だからこそ惹かれる。
彼女は終始柔らかな音色で奏でる。その優しい音色の心地よいこと。
そして重要なのがピアノ。むしろヴァイオリンよりも目立つことも多いのだが、出しゃばらず引きすぎず、絶妙なピアノだった。ヴァイオリンに気を配りつつ、主張すべきところは主張する。
両者ともアンサンブル重視のアプローチ。ヴァイオリンとピアノのためのソナタ、であることを思い出す。

後半はブラームスの1番から。
『雨の歌』の愛称を持つこのソナタを、今まであまり良い曲とは思えなかった。何故かメロディーがすんなり入ってこないのだ。
なんとなく印象に残らないというか、引っかかるものがないというか…。
それがガラッと変わった。
初めて良い曲だと思えた。
そもそも前半とヴァイオリンの音色が違うのだ。前半は古典派の音、後半はロマン派の音、そんな感じがした。
ブラームスでは芯が太く、より艶やか。その中にどことなく悲劇的な色調を帯びる。
だからだろうか、彼女が奏でるメロディーは限りなく魅力的に響くのだ。
しかも音楽を俯瞰する視点もあり、構造的な死角もない。
ただこれがブラームスのあるべき姿なのかというと、わからない。
自分には合った、ということなのだ。それでいい。

締めはカルメンを題材にした超絶技巧曲。
ケレン味のないアクロバティックな演奏も楽しい。
かなりの難曲と思うが、技巧的な不安は一切ない。
こういうのも彼女の魅力のひとつなんだな。

アンコールはしっとりとメロディーを歌わせる曲。
超絶技巧で盛り上げた後のクールダウン。

今回もいいリサイタルだった。
まだまだ追いかけるのをやめられそうにない。
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