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2026年02月22日22:27

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オーケストラ・シンフォニカ・フォレスタ@小金井宮地楽器ホール

先週の府中は「ほぼ」地元だが、今日の小金井は完全に地元。
いろいろ課題はあるとはいえ、地元にホールがあるというのはいい。
音響も悪くない。というかなかなか良い。

今日は初めて聴くオケ。

石川征太郎&オーケストラ・シンフォニカ・フォレスタ
(泉谷シルク:コンサート・ミストレス)
松原みなみ:ソプラノ

01.モーツァルト:交響曲 第38番 ニ長調 K.504 プラハ
<休憩>
02.マーラー:交響曲 第4番 ト長調

モーツァルトの後期交響曲の中ではプラハはかなり好きな方。
曲調は明るいが、ところどころ哀愁のメロディーが散りばめられているのが好み。
堅実な演奏。
弦はややザッハリッヒな印象だが、キビキビとしていてむしろ好印象。
管もなかなか良い出来だ。ホルンも無難にこなしている。
かなり良いモーツァルトだったと思う。

後半のマーラー、期待が募る。
マーラーとしては規模の小さな曲。
とはいえ、通常の作曲家であれば生涯に1曲書けるか書けないかという大交響曲と思う。
そしてマーラーでなければ書けなかった魅惑的な曲だ。

弦は編成を膨らませず、管はもちろん3管編成。
ちょっと弦が薄いかな、という印象だったが、進むにつれ違和感は無くなる。
モーツァルトの時とは違い、情感豊かに響かせる。
いい意味で外連味たっぷりの演奏。少し遅めのテンポでじっくり歌わせる。バランスよく響かせるあたり、指揮者も非凡だったと思う。
聴きどころのひとつ、コンマスのスコルダトゥーラ持ち替え。
エキセントリックな風味は薄いが、美しく響かせる。死神というよりも天使っぽいかな。こういう解釈もアリかもしれない。
重要な緩徐楽章の表現も秀逸で、木管は饒舌、弦は薄さを逆に生かした透明感に秀でていた。
終楽章のソプラノは悪戯な天使よりは少しお姉さん。朗々と歌い上げるのではなく、清楚さを残した良い歌唱。
最後の歌だけで曲全体の印象を決定づけてしまうこともあるのだが、オケに合った歌唱だったと言える。
といいうわけで、なかなか良い4番だった。
実演を聴くと、マーラーのオーケストレーションの独創性がよくわかる。

オケのレベルとしてはなかなか良いという印象だが、やはりホルンには少し注文を付けたいかな。
いい音が出ているときも少なくないのだが、どうしてもミストーンが目立ってしまう。
これは彼らだけではなく、オケの宿命とも言える。
ホルンが充実するとオケのレベルは格段に上がるのだ。
ただね、非難するつもりはない。失敗はつきもの、伸びしろだと捉えれば良い。

なかなか良いコンサートだった。
このホールは響きが良い。小金井にしては丁寧に作ったホールだ。
ただ客のレベルは低いんだよな。最低限のマナーすら守れない輩が少なくない。
まあ、ここだけの問題ではないんだけどね。
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