今日は市川市文化会館にて千葉フィルの公演。
直前に体調不良による指揮者変更というハプニング。
仕方あるまい。だがこういう時に名演が生まれるということも良くあることである。
それにしても今はアマオケでもマーラーの9番を演奏する時代なのだな。
どのパートもコンチェルトのソロパートかよ、というくらい難しい曲だろうに。凄い時代になったものである。
しかも今回は対向配置、つまり第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを左右に振り分けた配置、とのことだ。
この曲に関しては、第1ヴァイオリンの優位性がほぼない(第1楽章の第1主題は第2ヴァイオリンが担当するなど)ため、対向配置でないといけない、と思っている。
野田祐介&千葉フィルハーモニー管弦楽団
01.ラヴェル:ラ・ヴァルス
<休憩>
02.マーラー:交響曲 第9番 ニ長調
見事だった。
ラ・ヴァルスを聴いてこのオケの実力は相当なものだという確信を抱いた。
想像以上にマーラーは素晴らしかった。
細かいミスは散見されたとはいえ、些細なことだったような気がする。
楽器を十分に鳴らしつつも、むしろ抑えた表現に秀でたものを感じる。
弛緩することなく、緊張感を維持し続けていたのは見事だった。
この難曲を破綻することなく演奏するだけでも大変だろうに、そうしたところは軽くクリアしていた。
対向配置の効果も抜群で、聴きに行った価値は十分にあった。
今日本のアマオケのレベルはかなりのものがあるのではないか。
こうなるとプロオケとの区別が付けにくくなり、これぞプロオケというものがなければ、プロオケの存在意義すら怪しくなってしまうということになりかねない。
レベルが高くなるのは結構なことだが、喜んでばかりもいられないというのが難しいところだ。
アマオケを応援するというのも、なかなかおもしろいのかもしれない。
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