今日は久々の賜紀ちゃん。
最後は一昨年の11月、三鷹のワインセラーだった。
最近はヴァイオリンというと�睫暈ァ校匸遒鮟乎翕�に聴いているので、久々の賜紀ちゃんのヴァイオリンがどう聴こえるか楽しみにしていた。
川久保賜紀:ヴァイオリン
中野翔太:ピアノ
01.ガーシュウィン(ハイフェッツ/編):3つの前奏曲
02.ガーシュウィン(ハイフェッツ/編):ポーギーとベス、より
・サマータイム/女は気まぐれ(Summertime / A Woman is a Sometime Thing)
・なんでもそうとは限らない(It Ain't Necessarily So)
・ベス、君は私のもの(Bess, You Is My Woman Now)
・ブルースのテンポで(Tempo di Blues)
03.ラヴェル:ブルース(ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調より)
04.ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト、より テーマ
05.ジョン・ウィリアムズ:悪魔のダンス(イーストウィックの魔女たち、より)
<休憩>
06.ヘンリー・マンシーニ(中野翔太/編):ムーン・リバー
07.坂本龍一:Undercooled(ピアノ・ソロ)
08.坂本龍一:イリヤのための曲(Piece for Illia)
09.リー・ハーライン(中野翔太/編):星に願いを
10.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
<アンコール>
11.クライスラー:シンコペーション
アメリカの焦点を当てたプログラム。
ありそうで意外にない。
相変わらず色気のある美しい音色だ。
立ち姿もカッコいい。
やはり川久保賜紀は凄いヴァイオリニストなのだ。
うん、それでいい。
前半は彼女のメロディー・センスが生きて心地よい時間だった。
後半中野氏アレンジの曲あたりがジャズっぽい感じが出て来て両者が噛み合わなくなる。
賜紀ちゃんがついていけないわけではなく、ピアノが暴走気味なのだ。
ことに『星に願いを』にはガッカリした人が多かったのではないか。夢見るようなロマンティックな雰囲気は一切なく、ピアノパートは即興風にかき鳴らす。かろうじてヴァイオリンが甘美なメロディーを奏でるが、ピアノがその音を消してしまい、原曲からかけ離れた仕上がりだった。ジャズならありだが、クラシックのリサイタルではどうよ、と思ってしまう。
といった具合に後半はちょっとピアノの主張が激しすぎたかな。
『イリヤのための曲』は前半同様メロディーを生かした演奏で良い出来だった。
ラヴェルのブルースは�睫暈ァ校匸遒量庄蕕竜�憶が新しいが、賜紀ちゃんのセンスもかなりのものだ。
ジャジーな雰囲気を出しつつクラシックの枠内に収めていたのはさすがだ。
逆にピアノはジャズに傾き過ぎていたような印象。
このピアニストは才能も才気もあると思うが、それが先走る傾向にあるのかもしれない。
まあ、それはともかく、そうしたことも含めて楽しめたリサイタルだった。
ちなみに前半最後の『イーストウィックの魔女たち』は大好きな映画だ。
シェール、スーザン・サランドン、ミシェル・ファイファーというそれぞれ個性的な美女にジャック・ニコルソンが絡む楽しい映画だ。
空席が目立ったのが残念で、CD購入者も少なかった。
最後に話をすることができたが、久しぶりでもいつでも同じ。
相変わらず笑顔の殺傷力が高い。
ログインしてコメントを確認・投稿する