今日は新進のヴァイオリニスト�睫暈ァ校劼離螢汽ぅ織襦�
今回も野心的なプログラム。
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三又瑛子:ピアノ
01.クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット
02.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K302
03.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 op.27-2
<休憩>
04.シューベルト(ハイフェッツ編):アヴェ・マリア
05.シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 op.121
<アンコール>
06.シューマン:トロイメライ
07.ドヴォルザーク:ユモレスク
08.フォスター(ハイフェッツ編):故郷の人々(スワニー川)
今日も圧倒された。
なんと雄弁なヴァイオリンだろう。
かといって押し付けがましくなく、心にそっと入って来る。
心地の良い音だ。透明度が高い美音だが、中低音はきちんと弦を擦る音がしている。
さらに言うなら、立ち姿がカッコいい。
イザイの2番は無伴奏6曲の中で最も激しくデモーニッシュな曲。
グレゴリオ聖歌の有名な『怒りの日』が循環主題のように扱われる。
4つの楽章にはそれぞれ、妄執、憂鬱、亡霊たちの踊り、復讐の女神たち、という副題が付けられている。
意外にこういう激しい曲が合うのだ。
戦慄するほどに美しい。絶品。
シューマンの2番のソナタは難しい曲だと思う。
ロマン派というのがいちばん似合うシューマン。彼の曲の中には多かれ少なかれアンビヴァレンツが存在する。
それゆえにただ弾くだけでは面白く聴かせるのは難しい。
彼女の演奏はいい意味で若く溌溂としている。しかしその中に仄暗さを感じさせる表現が絶妙だ。
シューマンの複雑さを表現しようという意欲がその音に感じられる。
たとえば5年後あるいは10年後にこの曲を弾いたら今日の演奏とは違ったものになるだろう。そう予見できる。だから今はこれでいい。
クライスラーやシューベルトでのメロディーの歌わせ方も堂に入っている。
モーツァルトの軽快さも心地よい。
もちろん今日のリサイタルの成功はピアノの好演があってのものだ。
粒立ちの良い音で輪郭の明確なピアノを弾いていた。
シューマンのソナタにはピアノの好演が必須だし、シューベルトでの技巧も聴かせどころだった。
アンコールは3曲という大盤振る舞い。
こういう有名曲をさりげなく巧みに弾くのが素敵だ。
終演後のサイン会は途轍もなく長い列。
疲れているだろうに、ひとりひとりに対して丁寧に対応している。
撮影にも気さくに応じてくれる。
演奏ありきではあるのだが、こうした点も好感度が高く、人気の一因となっているのだろう。
余談だが、たぬ〜が言うには、演奏しているときの表情や恰好がジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子さんに似ているのだという。
言われてみると、なるほどと思わなくもない。
音についても同じようなものを感じるとのこと。ジャンルは違えど相通じるものがあるのかもしれない。
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