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2019年11月02日21:35

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東京六人組@トッパンホール

東京六人組の3rdアルバム発売記念コンサート。
2015年のデビュー以来コンスタントに活動を続けている。

今日はみなさん黒い衣装。

上野由恵:フルート
荒絵理子:オーボエ
金子平:クラリネット
福士マリ子:ファゴット
福川伸陽:ホルン
三浦友理枝:ピアノ

01.シューマン(東京六人組/編):ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
<休憩>
02.ブラームス(サムエル・バロン/編):ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25
<アンコール>
03.ブラームス(岩岡一志/編):ハンガリー舞曲集 第1番

3rdアルバム収録の大曲を2曲。

尋常でない集中力。
引き込まれるように集中させられてしまう。
それが何と心地よいことか。
そして、聴いたあとの疲労感。

シューマンは東京六人組の編曲。
そして今でも演奏の都度、細かな変更が加えられ続けているという。今日のリハでも手を加えたそうだ。
常により良いものを目指す、その志の高さには、驚きを超え、畏れさえ感じる。

原曲も色彩豊かだと思うが、管楽になるとさらに色彩感が強まる。
とはいえ、原色をぶつけ合ったフォーヴの絵画ではなく、それぞれの音色を生かしつつアンサンブルとしての全体像を描き出すという点では点描絵画に近いのかもしれない。

それは既存の編曲であるブラームスでも言える。
ピアノ四重奏というフォーマットに収めきれない世界は(ブラームスの若さゆえに収めきれなかったのかもしれないが)、シェーンベルクのオーケストラ編曲を得て生まれ変わった感がある。とはいえ、溢れんばかりのエネルギーを感じるという点で原曲もまた捨てがたい魅力があるのも事実。
それを踏まえたうえで管楽版を聴いてみると、やはり音色が異なることで各声部が明瞭になり、曲の構成がよくわかる。
さらに暖かい音色の管楽器ゆえに、響きがヒステリックにならない。

やはりクライマックスは終楽章のカタルシスであろうか。
今回終盤のスピード感がハンパではなかった。狂気すら感じる凄演だったと言えよう。
それがブラームスの狂気なのか、六人組に潜む狂気なのか、興味は尽きない。

デビューからずっと六人組を追いかけてきて良かったと改めて感じたコンサートだった。
来年も再来年も多くの予定が入っているそうだ。
いつか気鋭の作曲家が彼らのために書いた曲を聴いてみたい、そんな夢を見る。

トッパンホールは駅から遠いのが難だが、いいホールだね。
前回行ったのは2011年1月だった。。。
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