今年の夏休みは休日出勤があったため、前半後半に分断されてしまい、なんとなく落ち着かない。それでもせめて夏休みらしいようなことをしようというわけで、東京ステーションギャラリーにて開催中のメスキータ展に行ってきた。
サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ(1868−1944)。
なんとなくラテンアメリカのような語感のメスキータだが、実はオランダの人。エッシャーの先生だったこともあるらしい。ポルトガル系のユダヤ人で、それゆえに晩年はアウシュヴィッツに送られ、そこで生涯を閉じたという。遺された作品はエッシャーらが懸命に守り抜いたのだそうだ。
作品は木版画が多い。
陰影をつける技法が独特で、見たことのないような斬新なものが多い。
後半、動物園に通って描いたという植物や動物の作品、シュールレアリズムに通じるような幻想的でかつユーモラスなドローイングがとても興味深かった。
日本初の展覧会ということで、彼の作品を観ることができるいい機会だった。
メスキータという作家を俯瞰するには十分な展覧会だったと言えよう。
この東京ステーションギャラリーはなかなかユニークな展覧会を企画している。
こういう元気な美術館があるのはいいね。
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