このところマーラーを集中的に聴いている。
たとえば通勤時間を使うだけで、4日あれば1番から9番まで全て聴くことができる。
1時間40分かかる3番だって片道で聴けてしまうのだ。
通勤時間、どんだけ長いんだよ…。
マーラーは自分にとってよりどころとなる音楽なのだと思う。
もちろんクラシックを聴き始めたころからマーラーを知っていたわけではない。
最初に聴いたのは『巨人』というニックネームを持つ1番で、なんだか奇妙な音楽だなあと思ったことを覚えている。
そしてマーラーの音楽を明確に好きだと認識したときのことを覚えている。
中学二年の冬頃だったか、ザルツブルク音楽祭のコンサートをNHK-FMでやっていて、4番が放送されたのだ。それを録音して繰り返し聴いた。クラウディオ・アバドとウィーン・フィル、終楽章に入るソプラノ独唱はフレデリカ・フォン・シュターデ。そう後にLPとして録音される同じ布陣である。聴いたことのないような音楽だった。毎日のように聴いた。スコアまで買った。
なので最初に好きになったのは1番ではなく4番だった。
それからハマりこんだわけだ。
LPで全曲揃えるにはずいぶん時間がかかった。
マーラーのほとんどの曲はLP2枚組。当然そのぶん高価になるのでなかなか買えなかったのだ。
結局バーンスタインで全て揃え、次にクーベリックで揃え、録音進行中のアバドを集めた。
ここでLP時代は終了。
CD時代になって話題になったのがインバル&フランクフルト放送響のシリーズ。演奏もさることながら録音が素晴らしいとの評判だった。
CD時代のスタンダードとも言うべきこのCDは初めて全集としてまとめて買ったものである。純金蒸着CDの16枚組、シリアルナンバー付きの1万セット限定でなんと5万6千円也。残業成金だから買えたのだろう。
今Walkmanには大量の音楽が入っているが、このところの傾向だとマーラーとハイドンとBABYMETALとKalafinaが入っていればしばらくは問題なく過ごせそうだ。友理枝ちゃんのピアノもほしいな。
遮音性が高く分解能の高い音で鳴らしてくれるイヤフォンの出現でクラシックでも外で聴けるようになったのは大きい。
とはいえ、マーラーのシンフォニーこそコンサートホールで実演を聴くべきという考えは変わらない。
それでも大きな音でCDを鳴らせる環境にない以上、大オーケストラをちんまりとイヤフォンで聴くというのもアリではないかと思うのだ。
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