夏休み中に秋葉原に行った。
秋葉原など滅多に行かない。よほどの用事がないと行かないし、そもそもその用事があまりない。
どうにも歩きにくいし、居心地が悪い。
メイドの格好をした女の子が目立つ。
良くも悪くも独特の街だと思う。振り切れている。だからこそ人が集まるのかもしれない。
というわけで用事を済ませて早々に引き上げることにした。
先月末にイヤフォンを新調した。
一週間使ってみてこれ一機あれば十分だという結論に達し、それまで使っていたものを処分することにしたのだ。そのため秋葉原の専門店に出向いた。
二機種、ひとつは三年くらい前に購入で、もうひとつは昨年。
で、買取金額は両方で結構な額になった。購入額の半額以上である。もちろん新品同様などということはなくずっと使っていたのに、だ。付属品が全て揃っていたのもよかったのだろう。
本当はひとつのものを大事に使い続けていくべきなのだろう。
物にも命があるという考えは素敵だと思うので、売りに出すということにはどうも後ろめたい気がしてしまう。使われずに眠らせておくよりこの子のためにもなるだろう、などというのは勝手な理屈なのかもしれない。
いい人に買われて大事にしてもらえればいいが、などと思うのはそれこそ大きなお世話というものであろう。
別れた女の幸せを願う。
だったら別れるなよ。
という理屈と同じである。
ま、世の中なんてそんなものかもしれないが。
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