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2015年06月28日22:22

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遠藤真理&三浦友理枝@ヒルズ500(くすのきホール)

「巨大天下一メタル武道会」からちょうど一週間。
今日はクラシックである。なんとなく落ち着く。

調布音楽祭というのが開催されていて、その中のコンサート。
お馴染み三浦友理枝と遠藤真理のデュオである。
しかもガッツリ系のプログラム。

遠藤真理:チェロ
三浦友理枝:ピアノ

01.シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
02.ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
<休憩>
03.ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
04.ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
<アンコール>
05.ショパン(ポッパー編):ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2
06.サン=サーンス:白鳥

ショパンのチェロ・ソナタは難しい。
何が難しいって、全体の半分ほどの長さの第1楽章を飽きさせずに聴かせることが難しい。たいていの演奏では長すぎると感じてしまうのだ。ショパン自身の弱点でもあるわけだが、そこをうまく聴かせるのが演奏者の腕というものだろう。
この二人は上手く聴かせる。
充実した(難度の高い)ピアノ・パートを自在に再現でき、そこに乗るチェロの歌心が豊かなのだ。
微妙なニュアンスの変化で十分に聴かせられる。
なので長く感じるはずの第1楽章がとても短く感じられた。そしてとても魅力的な曲に聴こえた。
もしかしたらショパンの意図を十分に汲んだ演奏が少なかっただけではないのか、そんな気さえする。
もちろん後半の楽章も好演。

ラフマニノフのチェロ・ソナタ、これもショパンと同じト短調。
高難度のピアノにのってチェロが歌いまくるという点も同じ。
ただこちらの方が構成的にはまとまっている。
むしろショパンよりもこの二人には合っているのかもしれない。
適度な緊張感を保ちつつ、お互いに全幅の信頼を置いているリラックスした雰囲気も感じられた。
押しと引きを弁えたメリハリのあるピアノに乗って、気持ちよさそうにチェロを鳴らしている。すでにこの二人には技巧を技巧と感じさせない巧さがある。

真理ちゃんのチェロは聴くたびにコクが増しているように思う。
友理枝ちゃんはこうした室内楽にソロとは違うおもしろみを見出してやりがいを感じているのだろう。

アンコールでは友理枝ちゃんは伴奏に徹していた。

重量級のプログラムというだけでなく、演奏者のスキルの高さでも聴き応えのあるコンサートだった。
だからなのか、今日はとても静かだった。

ところで、終演後にホルン奏者の福川伸陽氏に会った。
友理枝ちゃんとはデュオを組んでいる仲である。
お茶の間でお馴染みのはずだが、意外に気付かれないようだ。というか、気付いてもなかなか声はかけられないか。
挨拶をして、18日のコンサートでの再会を約束して別れた。

さて、調布はまさに故郷である。
少年時代を過ごしたところはやはり懐かしい。
今日のホールは初めてだが、メイン会場のグリーンホールはステージに立ったことがあることを告白しておく。ちなみに成人式の会場もグリーンホールだったな。
駅が地下に移ったことで、駅周辺はずいぶん様変わりしているが。
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