mixiユーザー(id:3696995)

2015年02月20日22:50

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ワールドワイドでんぱ

BABYMETALを聴き始めて一年近く経つ。
露出が少ないにもかかわらず彼女たちは全く飽きさせない。
6月の公演のメンバー先行受付が一週間延期となった。どうやらメンバーが大量に増えているようで、おそらく証書の入ったTeeシャツの発送が間に合っていないのだろう。そのための措置だと思われる。メンバーが増えるのは良いことだが、そのぶんチケット争奪戦の競争率が上がるということでもある。
国内では人気ないんじゃね?
という書き込みをよく見かけるが、2万人収容の公演を完全完売させているのに、よく人気がないなどと言えたものだと思う。まあ、露出が少ない=人気がない、と思えてしまうのだろう。

BABYMETALがアイドルかどうかはともかく(アイドル的要素はたっぷりだが)、彼女たちのおかげで(せいで)なんとなくアイドル戦線を眺めてみるようになった。
あくまでつまみ食いのようなものであるが、アイドルに対する偏見はなくなってきたように思う。
自分たちの世界観を持ち、しっかりと音楽をしているアイドルもいる。

その中でもいちばんおもしろいと思ったのが、でんぱ組.incである。

秋葉原の小さなステージから成り上がった6人組。
メンバー全員がそれぞれオタクであり、なかなかツライ過去を抱えている。アイドル・エリートではなく苦労人である。
でんぱソングを世界に届けるということをコンセプトにしているようだが、でんぱソングというものはよくわからない。おそらく日本のポップ・カルチャーを発信するということと同意なのだろう。
とにかくでんぱ組の曲はアッパーでイッちゃった感が強い。たいていの曲がお祭り騒ぎの様相を呈している。その振り切ってしまった感覚がなんだか爽快なのだ。
お世辞にも歌が上手いとは言えないが、少なくとも2人は歌唱力がしっかりした子がいる。ユニゾン多用はアイドルの常道だが、それぞれがソロを目まぐるしく回し、さらに頻繁に合いの手が入るので、ユニゾンばかりでイヤになるということがない。

そんな彼女たちが3枚めのアルバム『WWDD』をリリースした。今のメンバーでは2枚めになる。
左はDVD付きの初回限定盤、右は通常盤。
 フォト フォト
相変わらずのアッパー感。突き抜けているなあと改めて思う。常人とは違う世界にいるということでは彼女たちは間違いなくアイドルである。彼女たちよりルックスが優れた子はたくさんいるだろう。ただ、彼女たちには得体の知れないパワーのようなものがある。失うものは何もないという開き直りとも言えるような覚悟を決めている故か、彼女たちにはガチで勝負する凄みのようなものが感じられるのだ。一見能天気なようだが、実は計算されたエンターテインメントなのだ。
捨て曲なしと言ってもいい。全ての曲がでんぱワールドである。頑張れと励まされるのではなく、お祭りを見ていると気分が華やいでくる、そんな感覚に近い。

でんぱ組は、少なくともその中の2人はBABYMETALのファンであることを公にしているようである。
で、いい写真を見つけた。
 フォト フォト
このときのことかどうかはわからないが、BABYMETALはでんぱ組のおねえさん方にずいぶん親切にしてもらったことがあるらしい。
でんぱ組はみんな苦労人だからな。いろいろ屈折はしていそうだが、優しい人たちなのだろう。

ベビメタに親切にしてくれたのならもう他人ではない。

というのは抜きにしても、でんぱ組のイッちゃった感は爽快だ。
唯一無二の世界観を持っていて、そこではルックスや歌唱力を云々することなどどうでもいいことなのだ。
彼女たちの音楽を体験することは、おもちゃ箱をひっくり返した中にいるような、あるいはアミューズメントパークで休む間もなくアトラクションに乗り続けるような、そんなふうなのだろうと思う。それでいてアングラ的な雰囲気も潜んでいるようだ。
かなりおもしろい。

彼女たちもアイドルというイメージではないなあ。
そういうくくりでは収まらないものを感じる。
今年は7か国を回るワールド・ツアーに出るという。
でんぱは日本に留まらない。世界の人々をでんぱでビリビリにできるのかどうか、期待して見守りたい。
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