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2015年01月23日22:21

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ももクロ+KISS

BABYMETALがメタル界に大きな一石を投じて、女子メタル界が活発になるかと思ったらそうでもないようだ。
むしろ残念なニュースが多い。
昨年リリースのアルバムが力作だったCyntiaは路線変更を行なうとの発表があった。もともとメタルっぽくない要素もあったので、そう変わりはないのかもしれないが、ポップに偏ってしまうとおもしろみがなくなるように思う。
DESTROSEはヴォーカルの交代劇を経て、病気療養中だったリーダーが復帰したものの、今度はドラマーが脱退した(事実上の引退)。このバンドはどうもメンバーが安定しない。このドラマーは際立って演奏能力が高かったのでバンドとしては大きな痛手となるだろう。
そうなると安定した活動をしているAldiousと昨年メジャーデビューしたMary's Bloodくらいしかいなくなってしまう。Aldiousの今後にはあまり不安はないが、Mary's Bloodはヴォーカルとベースを一新してのメジャーデビューだっただけにまだどう転ぶかわからないというのが正直なところ。
AldiousのCDはどうも録音がよくない。なんかモコモコした感じなのだ。音の分離が悪く、もっさりしたように聴こえてしまう。
なるほど、某レコード会社がオーディションをしたくなる気持ちもわかる。女子メタルの一線級は層が薄かったのだ。そこに食い込むことができれば商売になると踏んだのだろう。
BABYMETAL潰しではなく、ビジネスチャンスと捉えたのかもしれない。と、好意的に考えてみるが…。

BABYMETALフォロワーが出てくるかと思ったが、今のところそれらしいものは出てきていない。現実には何をやっても物真似と批判されてしまう危険は高いだろう。

話は変わって、ももクロとKISSのコラボが話題になっている。
これはBABYMETALのブレイクに影響されてのものではなく、ずいぶん前から企画されていたそうだ。
メタリカがBABYMETALにメロメロになり、攻撃的なサウンドと政治的メッセージ性で知られるナパーム・デスの中心人物シェーン・エンバリーがBABYMETAL支持のコラムを発表したり、あのスレイヤーのケリー・キングがBABYMETALとフォトセッションに応じるなどということに比べたら、ももクロとKISSの共演はさほど驚くべきものでもないという気がする。
そう、KISSはへヴィ・ロックの中でも最もエンターテインメント性の高いバンドだからだ。
KISSの音楽の基本はシンプルでメロディックなロックンロールである。それをへヴィなサウンドに乗せ、独特のメイクでこけおどしのようなプロデュースを施したのがKISSの音楽である。キワモノと誤解されがちなKISSであるが、実はその音楽はしっかりしているのだ。
ロックの人気を広めたことと、ロックは通俗的だと誤解されたことでは、功罪相半ばということになるのかもしれない。
ももクロもラウド・パークやオズ・フェストというへヴィ・ロックのフェスに出演し賞賛と批判の両方を浴びた。私はそのときの様子を知らないが、チャレンジャブルなことは良いことだと思うし、アイドルの枠を飛び出そうという意欲は買える。
なのでもともと優れたポップ・センスを持っていたKISSとアイドル界の風雲児ももクロという組み合わせはあまり違和感はないのである。
へヴィ・ロック+アイドルというよりは、お互いのエンターテイナーとしての要素を持ち寄ったというふうに思う。
KISSがももクロのことをどう思っているかは興味があるが、今さら金のためにイヤな仕事をやる連中でもあるまい。おそらく彼らも楽しんでいたんではないかと想像する。
KISSもカワイイには弱かった?
ももクロがカワイイかどうかはいろいろ意見はあるだろうが。

KISSの最大のヒット曲は『デトロイト・ロック・シティ』だろうか。
わかりやすいロックの典型だが、ベースはかなり技巧的なラインを弾いている。それに反してギター・ソロは全くロックンロール的ではないのだが、これがメロディアスでカッコいいのだ。
私がドラマーとして参加した最初のバンドで初めてリハーサルをしたのがこの曲だった。変拍子っぽく叩いていたら、すぐにクビになってしまった…。まあ、無理もあるまい。
伏し目がちにクビを告げる連中を冷静に見ていて、まるで男と女の別れ話みたいだとマセたことを考えていたのを覚えている。
それからしばらくして女の子ばかりのバンドにスカウトされたのだが、それはまた別の話。

話がそれたが、そのももクロとKISSのコラボ『夢の浮世に咲いてみな』のMVがYouTubeにUPされている。
アニメと実写を取り入れた映像はなかなかおもしろい。ただオフィシャルの動画にしては音が悪い。それはちゃんとCD買ってねということなのだろう。もし意図的に音質を下げているのだとしたら、それはKISSに対して失礼だろうと思うのだが。
肝心の曲なのだが、それがどうも微妙だ…。良くも悪くも普通なのだ。いや、KISSらしい曲だと言った方がいいか。それがどうもももクロには合わなかったような気がする。このコラボがどのような意図で行なわれたものなのかイマイチ伝わってこない。
もっとも、普通の音で聴けば印象は異なるかもしれないが。ただ、CDを買うかどうかというと微妙…。KISSの名曲『Rock And Roll All Nite』が入っているのか、新録音だったら聴きたいな。



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