今日は横浜の港の見える丘公園の近くにある岩崎ミュージアム内のゲーテ座に行ってきた。
ここを訪れるのは一年ぶりである。
開場まで外で待たねばならいのだが、今日は思いのほか寒くなかった。。
100人ほどでいっぱいになってしまう小さなホール。
一時間ほどのリサイタル。今回はピアニストの三浦友理枝。
というか彼女のときにしか来たことがない。
01.シューマン:異国にて(『子供の情景』 Op.15 より)
02.シューマン:幻想小曲集 Op.12
03.ショパン:スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
04.ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
<アンコール>
05.シベリウス:樅の木 Op.75-5
ショパンとシューマンのプログラム。
いくつかの小品はともかく、まとまってシューマンを聴くのは初めてである。
幻想小曲集はそれぞれに文学的なタイトルが付いていることもあり、親しみやすい曲集である。
冬の日に暖かな部屋で聴いていたくなるような曲で、今日のプログラムとして相応しかったかもしれない。
ともすれば彼女の音はシューマンには鋭く響きすぎるきらいはあるが、それがかえって一歩踏み込んだ解釈になっていたように思う。ファンタジーの世界に潜む不穏な空気を垣間見せる。
私はショパンのスケルツォが好きなので、今年になって彼女が取り上げてくれたのは嬉しい。
スケルツォ本来の意味の諧謔的というよりは、悲劇的で悪魔的な曲ではあるが、ショパンらしい美しい部分もたくさんある。ショパンの本音が出た名曲だと思うのだが、人気の点ではイマイチか。
安定した技巧と磨き抜かれた音色でこの難曲を御していく。駆り立てられるような切迫感と、対照的に夢見るような甘美な瞬間。そのコントラストが見事。
アンコールはクリスマスシーズンということでシベリウスの『樅ノ木』。
いい曲である。
そういえば、昨年のここでのアンコールもこの曲だった。ほかでこの曲を弾いたことがあったろうか?
今さらだが、やはりいいピアニストだ。
さて、今年はもう一本残っている。
エレクトーンとの共演という変則的なコンサート。
来年はフィリアホールにてラヴェルのピアノ独奏曲全曲演奏会(全二回)が予定されている。
さらに首都圏でのリサイタルも多く予定されているそうだ。
まだまだ追いかけなければならないようだ。
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