そこはいかにも山を切り拓いて作ったというようなところにあった。
埼玉県所沢市の山口まちづくりセンター。
いくつかある所沢市の公民館のひとつらしい。
今日はここで三浦友理枝のリサイタル。
来月リリースされる新譜のさわりが聴けるのかなあ、なんてちょっと期待していた。
01.エルガー:愛の挨拶
02.シューマン:トロイメライ
03.シューマン:飛翔(『幻想小曲集』より)
04.ショパン:幻想即興曲
05.ショパン:ノクターン第2番
06.ショパン:小犬のワルツ
07.ショパン:舟歌
<休憩>
08.ドビュッシー:月の光
09.ドビュッシー:ゴリーウォーグのケークウォーク
10.グラナドス:アンダルーサ
11.アルベニス:タンゴ
12.グリーグ:アリエッタ(抒情小曲集より)
13.グリーグ:蝶々(抒情小曲集より)
14.グリーグ:家路(抒情小曲集より)
15.ラフマニノフ:楽興の時 第4番
<アンコール>
16.シューベルト:楽興の時 第3番
04、07、08が新譜未収録曲。
驚いたのは『トロイメライ』。すごいスローテンポ。ゆったりした曲がさらにゆっくり。弛緩するギリギリのところで留まっている。これほど遅い『トロイメライ』を聴いたことはない。
表現主義的な演奏だったと思う。
さらに『月の光』もいつもよりゆっくりだったような気がする。
新しい和声の萌芽を聴かせる『舟歌』はいい曲だし、こういう斬新な曲を弾かせると彼女は抜群に上手い。
最後のラフマニノフはそれまでの抑えた演奏のフラストレーションを発散させるかのような豪快さで聴かせる。こういう高度な技巧を求められる曲が上手いんだよな。
サイン会がなく、今回も話ができなかったなと残念に思っていたら、所沢の駅でバッタリ遭遇。
やはり縁があるのかなあ、なんてね。
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