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2013年06月23日22:49

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柴田淳@中野サンプラザ

とりあえず、耳が治ってよかった。

しばじゅんこと柴田淳のツアー「月夜Party vol.4」東京公演。
場所は中野サンプラザ。
ツアーとしては5回目になるのだろうか。2007年の初回の追加公演のみ逃したが、あとの東京公演には必ず行くようにしている。

今回は70年代の名曲を集めたカバー・アルバムとオリジナル・アルバムを引っ提げてのツアーである。
相変わらず写真集のようなパンフレット…。
年を重ねてもアイドル真っ青のルックスは変わらないから見栄えはいいんだけどね。

ネタバレになるのでセットリストは記載しないが、カバー曲が本編に組み込まれているのは初の試みである。
シンガーとしてのしばじゅんを強く印象付けたとも言える。

しばじゅんが作る曲は悲しい歌が多い。
しかし、それは慟哭や情念といったものとは異なり、切なさという範疇に留まっているように思う。
歌詞では結構恐ろしいことを言っていたりするのだが、美しいメロディーがそれをくるんでいる。それゆえ、リアルなのに生々しくないという質感に仕上がっているのだろう。
切なさは心地良さにも通じる。しばじゅんの音楽はその切なさと心地良さで、形は違えど同じような経験をした思いを人の心に呼び起こす。それゆえ感情移入できるのだろう。
さらにしばじゅんの声は柔らかいのだが、決してなよっとはしていない。いくら悲しい恋を歌おうともその歌声にはどこか凛とした雰囲気を纏う。

恋の切なさは昔も今も変わらない。
それゆえか、しばじゅんファンは老若男女幅が広い。

いいシンガーであり、いいソングライターだ。
音と言葉を大切にしている。

また、C.C.KINGというバンドのバッキングもなかなか見事なものだった。しばじゅんのラブコールから実現したそうだが、なるほど納得である。
フェンダー・ローズの音がいい。最近はローズの生音を聴ける機会も少なくなったので、その音が聴けるのは嬉しい。

東京公演は1ヶ月後、オーチャード・ホールでも予定されている。
おそらくそのどちらかが映像作品としてリリースされるのだろう。

ちなみに、アンコールのアカペラによるリクエスト大会では『ラピュタ』がよかったなあ。
次はジブリ・カバーなんていうのもいいんじゃない? 権利問題が難しそうだが。

さて、次は1ヶ月後(7/25)オーチャード・ホールでの千秋楽。
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