新進の若手フルート奏者、上野由恵。
一昨年の夏に運命的な出会いをはたしてから、彼女にぞっこんである。
演奏が素晴らしいのはもちろんのこと、真摯で明るいキャラが魅力的だ。
すっかり馴染みになっているが、まだ丸二年しか経っていないのか。。。
さて、今日は彼女が毎年力を入れて活動しているチャリティ・コンサート。
全国のルーテル教会系をいくつか回りコンサートを開く。今年は東京ではこの保谷教会での1回しか予定されていない。
西武新宿線の西武柳沢駅から歩いて10分くらいだろうか。東伏見稲荷神社の近くである。われわれは三鷹からバスで向かったので、最寄のバス停で降りる。
昨年来ているにもかかわらず、迷ってしまった。
あそこはどうもわかりにくい。
そうしたら、由恵ちゃんは4回目なのに迷ったという。だとしたら、2回目なら迷っても仕方ないか。
入場は無料。ただし、寄付という形で封筒に入れて渡す。強制ではなく、もちろん金額の指定もない。相場を気にした時点で俗物なのだが、多からず少なからずというのがなかなか難しい。
上野由恵:フルート
新井伴典:ギター
01.ピアソラ:ボーデル1900(『タンゴの歴史』より)
02.バッハ:G線上のアリア
03.イベール:間奏曲
04.ドビュッシー:シリンクス(フルート・ソロ)
05.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
06.ジュナン:ヴェニスの謝肉祭
<ルーテル社団活動紹介>
07.細川俊夫:線�機淵侫襦璽函Ε愁蹇�
08.スペイン民謡(イエペス編):禁じられた遊び(ギター・ソロ)
09.マンシーニ:ひまわり
10.ボルヌ(新井伴典編):カルメン幻想曲
<アンコール>
11.イングランド民謡:グリーンスリーヴス
12.ピアソラ:ナイトクラブ1960(『タンゴの歴史』より)
13.讃美歌370番:しずけきいのりの
昨年と同じ顔合わせ。
繊細で音の美しいいいギターだ。
と言いつつも、白眉はやはり『線�機戮�。
声を使った極めて前衛的な作品。その中に和のわびさびと言ったものも感じる。
一瞬たりとも目が離せない。
これは声を使っているので、女性と男性ではずいぶん印象が違うのではないかと思う。
名曲にして名演。
ピアソラの『タンゴの歴史』、これはもともとフルートとギターのための曲である。
ここから1曲を選択。曲がいいのはもちろんだが、やはりいい演奏だ。濃密なのにサラッとした質感。僅かに哀調を帯びたフルートの音色が素敵だ。この人はきらびやかな音色を持っているのだが、中低音のしっとりとした音色の美しさも素晴らしい。
本編1曲だけでは物足りなあ、と思っていたら、アンコールでもう1曲やってくれた。
梅雨の晴れ間の(ってずっと雨振ってないけど)昼下がり、素敵なコンサートでした。
そういえば、昨日由恵ちゃんは、三浦友理枝(ピアノ)、福士マリ子(ファゴット)、福川伸陽(ホルン)らとクローズドのコンサートがあったはず。先日友理枝ちゃんに聞いた話だと、マネージャーが共通なことから生まれた企画なのだそうだ。友理枝ちゃんと福川くんとの共演もそうした縁かららしい。
これは是非オープンのコンサートとしてやって欲しい。予定が重なっても行く、多少遠くても行く、とアピールしておいた。由恵ちゃんと友理枝ちゃんの共演、これはもう事件ですよ。
ログインしてコメントを確認・投稿する