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2013年06月08日21:59

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明日は69の日

明日6月9日はロックの日。まあ、1日早いが…。

先だっての5月31日はジョン・ボーナムの誕生日なのだが、それを命日と勘違いした大ボケの日記を書いてから、ツェッペリンのCDを聴いたり、映像を見たりしていた。

ああ、ツェッペリン、カッコええなあ。。。

レッド・ツェッペリン、ロック史上最高にエキサイティングなバンドであることに異論はあるまい。ドラマーのジョン・ボーナム(通称ボンゾ)の早世により解散し、その後何度か集まって一時的なライヴをやったことはあるが、継続的な再結成は行なわれていない。
私としてはボンゾのいないツェッペリンはツェッペリンとして認められないので、このまま再結成はなくてもいいという意見に傾いている。

ビートルズの面々や、ライバルとされたディープ・パープルの面々が解散後(あるいは脱退後)もそれなりに充実した活動をしていたのに対し、ツェッペリンのメンバーは解散後はどこか精彩を欠いていた。一線を退いていたと言ってもいい。
彼らがいちばん輝いていたのはツェッペリンにおいてだった。
ツェッペリンとは4人が渾然一体となった有機体であり、それゆえどの一角も欠くことができなかった。ボンゾを失ったことによる解散はやはり必然だったと言えよう。
もちろん80年という時代の転換点にあって、これからの時代を生き抜いていけるのかという問題も大きかったことだろう。仮にボンゾが健在だったとして、ツェッペリンが80年代をどう生きていったのか、興味は尽きない。判断材料は最後のアルバム『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』なのだが、キーボードをフィーチャーした変化したサウンドをどう評価するかで判断は変わってくる。ポップ化し軟化したと判断するならツェッペリンは凋落したという結論になるだろうし、新しい時代に対する挑戦だし、もともと彼らは多様な音楽性を持っていたと解釈するならトップで居続けた可能性は高い。
私は後者だと考えている。このアルバムを改めて聴いてみると、80年代に流行したリズムを先取りしていた感があり、彼らの先見性に驚かされる。ツェッペリンとしては異色作ではあるが、私は傑作だと思う。
いずれにせよ、たらればの話だが…。

見た映像は、1970年のロイヤル・アルバート・ホール、1973年のマジソン・スクエア・ガーデン、1975年のアールズ・コート、1970年のネブワース・フェスティバル。

順を追って聴いていくと、ロバート・プラントの声の変化がよくわかる。70年は抜群の声量でのハイトーン・シャウトで圧倒する。79年になると、初期の高い声は出ず、キーを下げてじっくりと歌っている。これが味があるのだ。もともと彼はハイトーン・ヴォーカリストとはいえ、たいていの歌手が金属音系になるのに対し、あくまでも男性的な骨太な声のままハイトーンだった。それゆえ、キーを下げても声の性質は変わらず、むしろ歌が上手くなったという印象を与えるのだ。もし彼が喉を傷めることがなかったとしたら、単に一人のヴォーカリストとしての評価に留まっていたかもしれない。
長身でブロンド、美青年だと思うが、極めて男性的。カッコいいよ。ただし、腹毛はいらない。

ジミー・ペイジもカッコいいね。低い位置でギターを弾く姿がカッコいい。それに弾いているときの表情がいい。ときおり見せる笑顔がチャーミングなんだよ。79年のちょっと髪が短くなったときがいちばんカッコいいな。
それにね、彼のギターはやっぱりマジックなんだな。三大ギタリスト(エリック・クラプトン、ジェフ・ベック)の中でいちばん下手、なんてことも言われるが、いちばんワクワクさせてくれるのはジミー・ペイジだったな。

ジョン・ポール・ジョーンズのベースはやはりライヴでこそ。轟音だし技巧的だし、斬新なフレーズをビシバシ繰り出している。時代が下ると彼のキーボードも重要なポイントなるわけで、そうしたセンスも一級品。彼の幅広い音楽性がツェッペリンの音楽の多様性を生み出していたことに疑問の余地はない。
残念なことに映像では映る場面が少ない。派手なパフォーマンスはしないからねえ。。。

そしてボンゾのドラム。まあ、すでに言い尽くした感はあるが…。
75年の透明のドラム・キットがカッコいい。
26インチのバスドラムがド迫力。もともとボンゾは26インチのツーバスだったという。あまりにも音が大きくて閉口したジョン・ポールがひとつ隠してしまい、それ以来ワンバスになったという。
いつ聴いてもボンゾのドラミングはイマジナティヴだ。

と個々につらつらと書いてみても、やはりツェッペリンの魅力は4者の音がひとつの塊として聴こえることだったように思う。おそらくこういうバンドはほかにない。
図式としてしては、奔放なロバート・プラントとボンゾを、ジミー・ペイジとジョン・ポール・ジョーンズが強力なミュージシャンシップで御していたというところだろうか。
どこに飛んでいくかわからない糸の切れそうな凧をなんとか引き止めていたという感じかもしれない。
彼らの場合、殴り合いのケンカをしたという話は伝わってきているものの、メンバー間の不和を取り沙汰されたことはないのではないか。そういう点でも奇跡的なバンドだったのかもしれない。

プログレから入った私がツェッペリンの曲ベスト5を選ぶとこうなる。(明日選ぶと変わるかもしれない)
『Black Dog』
『Dancing Days』
『Trampled Underfoot』
『Achilles Last Stand』
『Whole Lotta Love』

ボンゾのベスト・プレイということであれば『When The Levee Breaks』で決まりだ。
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