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2012年03月09日23:11

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フェルメールからのラブレター展@Bunkamura

これも会期末ギリギリで行ってきた。
Bunkamuraで開催中の『フェルメールからのラブレター展』。
手紙にちなんだフェルメールの作品3点が目玉である。
中でも日本初公開という『手紙を読む青衣の女』が注目ということらしい。ほかには『手紙を書く女』と『手紙を書く女と召使』。

フェルメールの作品は好き嫌いを超越したところにある。
私はそう思う。
残された作品数が少ないからということではなく、その作品の持つオーラとでも言えばいいだろうか、それが強いのだ。技術的に高度なことや、暗喩ばかりの画面構成や、そんなことよりも思わず見入らずにはいられない力があるのだ。それゆえフェルメールの魅力は原画でなければ味わえない。画集でもその凄さを感じることはできるだろうが、やはり原画のマジックこそがフェルメールの魅力だと思う。

というわけで、フェルメールの作品を3点も観られるというだけで、入館料分以上のものはある。
なので、あとはのんびり気楽に鑑賞。
実際のところ、この時代の風俗画にはあまり惹かれるものがない。

展覧会全体を通してのテーマは手紙に関連してコミュニケーションということだったようだ。
技術的には素晴らしいし、思わず足が止まってしまう作品もいくつかあった。
だまし絵のような作品もあり、それなりに見応えはあった。

しかし、フェルメールをかえって際立たせる結果となってしまったことは否定できない。

これはもちろん先に述べたように私がこの時代の絵画作品にあまり魅力を感じないからというのも原因かもしれない。
ただ、好き嫌い、合う合わない、はともかくとして、観るということは大切なのだ。
実際に観たものは無駄にはならない。意識せずともそれが審美眼を養ってくれる。記憶のどこかに引っかかっているものなのだ。

希少価値ゆえにフェルメールに惹かれるわけではないのだが、東京に居ながらにして果たして何点観ることができるだろうか。そんな楽しみもなくはない。
今年はあと3点フェルメールがやってくる。あの見返り美少女もやってくるのだ。
ワクワクするね。
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