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2012年03月07日22:04

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ヴァン・ヘイレン、なかなかやるな

ヴァン・ヘイレンの新しいアルバム『A Different Kind Of Truth』を聴いた。
新作としては14年ぶり。オリジナル・シンガーのデイヴ・リー・ロスの復帰としては28年ぶりになるのだそうだ。

アメリカを代表するハード・ロック・バンドである。
エディ・ヴァン・ヘイレンの超絶技巧ギターにはギター・キッズが夢中になったものである。
私はギター・キッズではなかったので、そんなに熱心に聴いたわけではない。
カラッとしたケレン味のないハード・ロックはエンターテインメント的でもあった。

実際の全盛期はデイヴ・リー・ロス脱退後、サミー・ヘイガーを迎えてからである。
しかし、私にとってはヴァン・ヘイレンというと、デイヴ在籍時にほかならない。あの時代のヴァン・ヘイレンにはエンターテインメント性を追求しつつも、ロック的な衝動も込められていたように思う。
あっけらかんとしてはいたが、やはりロックとしか言いようのない部分もあったのだ。

思い入れのあるバンドではないが、懐かしくなって新譜を手に取ってしまった。
年老いた彼らがどんな音楽を聴かせてくれるのか、興味があったのだ。

新しいことは何もない。
もはや歴史を動かすだけのものはない。
しかし、そこにパッケージされたのは紛れもなくあの時代の音。
老成した雰囲気を覗かせつつも、やんちゃなロック・サウンドである。
ある意味安心できる音であるし、現在の凡百のロック・バンドには出せない音でもある。
底力が違うのだ。

上質な音楽であることは疑いようがない。
しかし、今の時代を反映する音ではないということに一抹の淋しさを感じてしまうのだ。
いや、一時代を築いたベテランたちに、常に時代の先端でいろ、というのは酷なのかもしれない。
むしろ元気にやってるというだけでも喜ぶべきことなのだろう。
エンターテインメントだっていいじゃないか。ノスタルジーだっていいじゃないか。
確かにそう思わせてくれるだけのパワーはある。

ま、こうやって戯れ言を言わせてくれるだけでも有難いことである。
元気がなにより、ということかな。
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