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2011年11月15日22:44

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コンサートの妙な客

先週の木曜、オペラシティでの村治佳織嬢のコンサートには妙な客がいた。
われわれの席は最前列だったのだが、開演前にマイミクさんとロビーで話していて、入るのがギリギリになってしまった。するとふたつ空いていなければならない席のひとつに人が座っているではないか。まあ、間違いだろう、一応こちらの席番号も確認しないと、と席に近づくと彼は人の顔を見るなりサササッと席を離れて行ってしまった。
その顔を見てたぬ〜と顔を見合わせたよ。

あいつじゃないか。

実は先日チェンバロ・フェスティバルの曽根麻矢子女史と村治佳織嬢のデュオ・コンサートの際にいたヤツだったのだ。
そのときも彼は不審な行動を取っていた。最前列に座っていたかと思うと、人が来るといなくなる。すると最前列の別の席に座っている。そんなことを何度か繰り返していた。

休憩中にマイミクさんにその話をしたら、チェンバロ・フェスティバルの2日目にもいたらしい。
何故判るかというと、ステージに駆け寄ってプレゼントを渡すのだ。今回はブーケを佳織嬢に渡していた。そのために最前列が欲しいのだろう。もちろん近くで見たいというのもあるだろう。その方が大きいか。

結局彼がどこに座ったのかは知らない。自分の席ではなく空いている他人の席だったかもしれない。
間違いなら仕方がないし、責めようとも思わない。しかし、わかっていて座られていたというのは気分が悪いものだ。
まあ、そういうことをする神経自体が信じられないが。
ガラガラに空いているコンサートだったりすると、結構席を移動している人もいるが、そういうのもなんだかなと思う。空いてるんだからいい、バレなければいい、というのは人として違うのではないかという気がする。

そういえば、昔ステージ下から花(だったかな?)を渡したことがあった。
こっ恥ずかしかったよ。
そんなもん自分から進んでやろうなんて思わない。
いきさつはこうだ。

ジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子さんのコンサート。
ライヴはともかく、コンサートというと特別なような気がして、お花を買っていったのだ。
ところが会場のCD売場にサイン会の案内がされていなかった。うろうろしていたら尚子さんの事務所の社長さんに出くわした。
「今日はサイン会ないんですか?」
「撤収の時間が早くてできないんだよ」
「じゃあ、お花持ってきたので渡していただけます?」
「だったら、アンコールのときに渡してよ。きみたちから渡してもらったら、尚ちゃん喜ぶよ」
なんて言われてしまったのだ。
コンサートが進むに従って緊張してきたよ。
そんなの後にも先にもそれっきり。
あのドキドキも今となってはいい思い出だけどね。

話がそれたが、もし彼が佳織嬢のファンであるなら、人に在らざる行為は謹んで欲しいと思う。目立つ行動を取るなら、自分が回りにどう見られているかを意識すべきである。品位に欠ける自分の行動が結局は佳織嬢を貶めるのにつながるということをしっかり認識して欲しい。
まあ、無理なんだろうな。
一言で言うと「せこい」んだよね。全然スマートじゃない。
せめて自分はそうならないように気をつけようっと。

そういえば、村治佳織嬢、右手に橈骨神経麻痺を発症してしまい、あの後の公演がキャンセルになってしまったらしい。何年か前と同じ症状だろうか。
心配である。
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