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2011年10月03日21:56

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せんくら2011、1日目

とうとう仙台クラシックフェスティバル2011、略称せんくらも終わってしまい、気が抜けた感じ。
楽しかったという思いと一抹の淋しさ、この玄妙な感覚もまたオツなものである。

まずは、震災後の大変な状況の中、開催に向けてご尽力された関係者の皆さま、ほとんどボランティアだったと思われる演奏家の皆さま、そして仙台という街に感謝を申し上げたい。

今年は震災の影響で大きなホールが使えず、限定された場所で公演数を減らしての開催だったが、6回目が開催できたという意味は大きい。
われわれにとっても実際に仙台の土地を踏むことはきっと意味のあることだろうと思っていた。

これに乗ったわけではないけど、東京駅にはやぶさがいた。
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新幹線仙台駅のホームの天井が修復中であることが震災の大きさを物語る。

ホテルに荷物を預けて、まずは定禅寺通りを散策。
と、ここで雨が降り出して来た。覚悟はしていたので、折りたたみの傘を持ってきていたのだが、預けた荷物に入れっぱなしというマヌケなことをしてしまい、結局傘を買うハメに…。
ランチのお目当ては定禅寺通り沿いの「kakiya」。その名の通り牡蠣専門店。カウンター6席程度のあまりにも狭い店だが、偶然見つけて以来、仙台に来るとここでお昼を食べることにしている。
甘辛に煮た牡蠣がたくさん乗ったカキ丼ランチが定番。これには生牡蠣が付く。昨年の宿題を今年は試してみることにした。生牡蠣に合う酒は日本酒、せいぜい焼酎がいいところ。洋酒は合わない。しかし、例外がスモーキーなシングル・モルト・ウィスキーではないかと思っていた。で、ここには日本酒や焼酎に混じってタリスカーというブランドのボトルだけ鎮座ましましているのだ。タリスカーというのはスコットランド北方のスカイ島で作られている名酒。ジョニー・ウォーカーの重要な原酒のひとつである。島で作られているものはどことなく潮の香りがする。というわけで、試してみたら、これがもう抜群の相性。
この店はよくわかっているよ。
本当は牡蠣にタリスカーを振りかけたかったのだが、それはまたのお楽しみ。
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定禅寺通りで見つけたおもしろい名前の店。
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さて、その後、最初のコンサート会場、というか今回のメイン会場である仙台市青年文化センターに向かう。ここの4つのホールが今回のせんくらの中心となる。
1年前と変わらぬ風景。また来ることができて良かったと思う。

【三浦友理枝@仙台市青年文化センター 交流ホール】

〜 音と香りは夕暮れの大気に漂う 〜

01.ドビュッシー:アラベスク第1番、第2番
02.フォーレ:夜想曲第13番
03.リスト:コンソレーション第3番
04.シューマン(リスト編):献呈
05.ドビュッシー:前奏曲第1巻第4曲『音と香りは夕暮れの大気に漂う』
06.ラヴェル:道化師の朝の歌

フランスものを中心にしたプログラム。
さすがにフランスものは上手い。ドビュッシーの前奏曲など、全曲演奏を期待したくなってしまうほど。
密かにラヴェルも名演だったりする。
いちばんの期待はフォーレだったのだが、彼女の弾くフォーレはいい。この難曲を彼女は完璧に弾きこなす。現代につながる響きが仄かに聴こえるあたり、彼女の美音で奏でられる瞬間、まさに香りが漂ってくるようだった。
『献呈』は昨年からいろいろな人の演奏で聴いたが、彼女の演奏がいちばん好きだな。終演後に話を聞くと、あの曲は弾くたびに「いろいろ」あるのだそうだ。
友理枝ちゃん、われわれが仙台に来るのはもうあたりまえだと思ってるな。。。

休憩所でのんびりした後、次のホールへ移動。
今回取ったのは全て自由席なので、開場前に並ばないといけないのだ。

【遠藤真理&三浦友理枝@仙台市青年文化センター パフォーマンス広場】

〜 遠藤真理のチェロが奏でる癒しのメロディーに包まれる至福の時 〜

01.サン=サーンス:白鳥
02.ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
03.ドビュッシー:月の光
04.ファリャ:火祭りの踊り
05.カサド:無伴奏チェロ組曲より、サルダナ(チェロ・ソロ)
06.アイルランド民謡:サリー・ガーデン(チェロ・ソロ)
07.佐藤直紀:龍馬伝紀行�掘淵船Д蹇Ε愁蹇�
08.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番より、プレリュード(チェロ・ソロ)
09.ポッパー:ハンガリー狂詩曲
10.ウェーベルン:チェロとピアノのための3つの小品 作品11
12.リヒャルト・シュトラウス:チェロ・ソナタより、第1楽章

おいおい、真理ちゃん、プログラム詰め込みすぎだろ〜。
だいたいウェーベルンなんかやるかあ。。。

癒しのメロディーは確かにあるが、全く癒しになってない曲もあって、おもしろいプログラムだ。
ことにウェーベルンが聴けるとは思わなかった。ほとんどの聴衆の人たちの頭の上に「?」がいっぱい浮かんでいるのが感じ取れるようだった。
はい、もちろんおいらは大好きですけど。
しかも、ピアノが現代音楽に強い友理枝ちゃんだよ。名演は必然である。これを聴いた人、超ラッキーだよ。
まあ、息の合った2人のこと、どの曲もよかったよ。
ただ、会場が暑くて真理ちゃんは大変そうだった。カサドの無伴奏では途中で止めて最初から弾き直すというハプニングも。
シュトラウスのソナタは若書きの作品で、あまり知られていない。どうやらお気に入りのようで最近はよく弾いている。5月のリサイタルで初めて聴いたが、ロマン的雰囲気濃厚のいい曲だ。

案の定、時間を大幅にオーバー。。。

ちなみに、譜めくりはせんくらコミュの管理人さんでした。

「ウェーベルンが聴けるとは思わなかった」と言うと、「あはは」だって…。「表も裏もみんな知られちゃってますよね」というのはどういう意味だったのだろうか…。
12月の「B→C」に備えてという意図はあったとは思うが…。

この日の予定はこれで終了。
旭ヶ丘駅近くの公園の風景。
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仙台駅周辺でお土産を物色してホテルでチェック・イン。

夕飯はホテル近くの居酒屋。ここも毎年来てるな〜。
大衆居酒屋だが、安くて美味いという評判の店のようだ。確かにいつも混んでいる。
それにホテルに近いというだけではリピートはしない。
ガッツリ飲み食いしたよ。経済循環に貢献しなくてはね。
カツオのタタキ(というか、ほとんど刺身)が美味。東京で食べられるものとは味が違う。身が締まっている。やはりカツオが脂の乗りというよりは、赤身の旨みが勝負だよね。
そして、仙台と言えば牛たん。これは牛たんの熔岩焼き。
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仕上げはサンマの塩焼きが丸ごと一匹乗った石焼きご飯。ほぐして混ぜて、醤油を少々。豪快で美味い。たぬ〜は小骨に苦労したようだが…。写真撮るの忘れちゃったよ〜。
で、最後に飲んだのが「いちごみるく」という代物。自家製イチゴ酒を牛乳で割ったもの。甘さ控えめで美味い。デザート感覚だね。
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というわけで、幸せな気分で1日目終了。
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