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2011年08月03日23:01

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最近の新譜から

まずは悲しい歌を作らせたら右に出る者はないというくらいのシンガーソングライターしばじゅんこと柴田淳の8枚目のオリジナルアルバム『僕たちの未来』。
もう8枚になるのか…。
今年でデビュー10周年だそうだ。ほぼ年に1枚のペースを守っている。
今回も全曲彼女の作詞作曲。相変わらず一筋縄ではいかない歌詞世界。
前作は迷いの感じられた作品だったが、今回は吹っ切れたかのように悲しい曲のオンパレードだ。これぞしばじゅんワールド。悲しい歌は美旋律があってこそ引き立つ。ただ、今回は情念を感じさせるというよりは切なさを強調したように思える。
ラヴストーリーは悲恋であればあるほど心を打つ。
しばじゅんの歌のどこかに誰もが私やぼくを見つけられるだろう。ただし、恋をしたことがあれば、だが。
しかし、『僕たちの未来』というタイトルなのに悲しい曲ばかりというのはどうよ…。

続いてクラシック。
8/24発売のものをタワレコで先行販売ということで、つい買ってきてしまった。
芸大を卒業したばかりのヴァイオリニスト、下御領瑶(しもごりょう・よう)のデビュー・アルバム『エミスフェール』。メジャー・レーベルではないので好きな選曲ができたのか、ヴィエニャフスキのファウストの主題による華麗なる幻想曲、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタ、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番、というかなり骨っぽいプログラミングだ。
私はブラームスの3番が大好きなので、ついつい手に取ってしまったのだ。
いい意味でザラついた音がする。弦を弓でこすっている、という音がするのだ。
もちろん、まだいろいろな意味で若さを感じさせるところはあるが、なかなか聴かせるものを持っている。ヴィエニャフスキの曲はいい曲だな。
丹千尋(たん・ちひろ)という若手ピアニストも好演。
若手にありがちな名曲集で、ヴィジュアル面強調という作りでないところに好感が持てる。どんなルックスなのか興味はあるが…。
明後日(8/05)19:00からタワレコでミニ・コンサートがあるそうだ。行ってみるかな。

最後はフルートの高木綾子のモーツァルトのフルート四重奏曲集。
3人の若手ヤロウ弦奏者と組んでのもの。
avexなのだから、川久保賜紀と遠藤真理を呼べばいいものをと思うが、それはこちらの勝手な妄想。
スリリングなアンサンブルというよりは協調を目指した感じか。驚きはないが、安定感はある。安心して聴いていられるというのは十分なアピールポイントになる。もっとも、彼女の場合はそのフルートの音色があるだけで十分に聴かせるのだが。
第1番は極めつけの名曲だが、それ以外の3曲は「まあ、こんなものか」という曲である。それを意識してなのか、1番以外では演奏の表情付けが濃くなってきている。聴かせようという積極的なアプローチなのだろう。こういうのはいいことだと思う。おかげで愉しく聴ける。2番が意外によく聴こえたのは収穫。
さて、そろそろバッハを録音してもいいんじゃないかい?
チェンバロにはavexの曽根麻矢子でどうだ。ってこれも勝手な妄想だけど。
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