今日は七夕だがあいにくの空模様…。
さらに、今日はマーラーの誕生日でもある。
さて、今日は銀座のヤマハ・ホールにて、川久保賜紀(vn)&江口玲(pf)によるデュオ・リサイタル。この二人、二年前にチェロを加えてオール・ピアソラ・プログラムのコンサートを行なっている。
ようやく賜紀嬢の本格的リサイタルを聴けたという感じだ。
もっとも、「せんくら」では三浦友理枝嬢とのデュオを聴いているが…。ただし、ハーフサイズ。
プログラムは以下の通り。
01.プロコフィエフ:5つのメロディ
02.プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
<休憩>
03.パデレフスキ:メロディ(ピアノ・ソロ)
04.シューマン/リスト編:献呈(ピアノ・ソロ)
05.ホフマン:夜想曲(ピアノ・ソロ)
06.リスト:『リゴレット』の主題による演奏会用パラフレーズ(ピアノ・ソロ)
07.フランク:ヴァイオリン・ソナタ
<アンコール>
08.クライスラー:愛の悲しみ
09.モンティ:チャールダシュ
プロコフィエフの2番のソナタは最近人気なのだろうか? 取り上げる人が多いような気がする。
もともとはフルート・ソナタである。オイストラフの助言により、プロコフィエフ自身がヴァイオリン用に編曲した。今となってはフルートよりもヴァイオリンで演奏されることの方が圧倒的に多い。彼らしい抒情美と諧謔味の現れた傑作だと思う。
いつからフランクに替わったのだろう?
もともとの予定はフォーレの1番だったはず。見間違いだったのか? といささか自信をなくしていたら、やはりもともとはフォーレだった。まあ、フランクでもいいんだけどさ。
賜紀嬢のヴァイオリンはいいね。
以前はちょっと線の細さを感じさせることもないではなかったが、最近は艶やかな音色はそのままにぐっと芯の太さを感じさせる音になっているように思う。こじんまりまとまらずにスケール感があるのがいい。
プロコフィエフではおきゃんな少女のようで、フランクでは優美な淑女のようだった。そんな弾き分け方も堂に入ったものだ。
しかも立ち姿がカッコいい。演奏していないときの立ち居振る舞いもスマートだ。笑顔も人を引き付ける。
江口氏はさすがに伴奏は上手い。
それなのに、ソロだと妙に荒っぽくなるのは何故だ? 不思議だ…。
アンコールの2曲も嬉しい選曲。
歌心溢れる『愛の悲しみ』も絶品だが、『チャールダシュ』が抜群におもしろかった。
そうそう、賜紀嬢はフラジョレットの美しさも特筆ものだね。
七夕の夜、楽しいコンサートだった。
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