京王の駅弁大会も今日が最終日である。
およそ二週間、長いような短いような…。しかし、これ以上長くやられては懐具合が厳しくなるということで、まあ頃合いと言えるだろうか。
というわけで、今日はたぬ〜が新宿まで飛んだ。最後となると選択が難しい。。。
やはり、「鮎屋三代」と「天草大王」を食わずしてこの大会は終われないか…。
「神戸のステーキ弁当」
名駅弁の「ひっぱりだこ飯」の製造元が作っている。これはもう堂々肉の勝利。冷えても美味い。ちょっと歯応えのある感じだが、それがかえっていい感じだ。ただ、これだけ肉があると野菜をバリバリ食べたくなるが、それは無いものねだりというものだろう。満足度は高い。
「ジンギスカン ホット弁当」
これは発熱剤を使った弁当。箱が大きくなるデメリットがある。それでも温めて食べられるのは嬉しい。コストの問題などいろいろハードルはあるだろうが、肉系弁当には効果的ではないかと思う。
名前の通りのジンギスカン風で、もちろん羊肉。弁当としてはよくできているのではないかと思う。味付けがちょっと甘めなのが気になるが、それは好みの問題だろう。カボチャやジャガイモもほっこりとして美味い。これで山ワサビが付いていたら完璧だったのだが…。
「鮎屋三代」
今回の大会の「対決」の主役「鮎屋の極薦」というのがあるが、これはこの「鮎屋三代」と後述の「天草大王」をひとつの箱に詰め込んだものである。美味しいとこ取り、一粒で二度美味しい、と評価も高いが、食い足りないという贅沢な不満も感じてしまう。であれば、最後は別々にたっぷり食べようというわけ。
鮎の甘露煮がど〜んと乗っている。頭から尻尾まで余すところなく食べられる。ほろ苦のワタが美味いんだよね。あ〜ホントに鮎というのは見た目もいいが味もいい。それに焼き鮎で取ったダシで炊いたご飯の美味いこと。箸休めのおかずもいちいち美味い。これも押しも押されもせぬ名駅弁だ。
「天草大王」
これも「鮎屋の極薦」の半分を担っていた弁当。天草大王という地鶏を使っている。ちょっと濃い味の鶏ダシのご飯が美味い。これだけでご飯三杯はいける。ってこれがご飯なんだよお〜。鶏ゴボウも美味い。しかし、この弁当のキモは何と言っても蒸し鶏である。引き締まった身は適度な歯応えがあり、胡椒の風味が旨みを引き立てる。これも完璧な弁当だ。
「とろ〜り穴子寿司」
最後は土曜の昼に食べたばかりの穴子寿司。このふわふわ穴子が忘れられなかったのだ。甘さ抑えめの味付けもツボにはまった。来年も絶対に食べよう。
というわけで、今日の駅弁。。。
北海道、函館本線/旭川駅、ジンギスカン ホット弁当
兵庫県、山陽新幹線/新神戸駅、神戸のステーキ弁当
広島、山陽本線/広島駅、とろ〜り穴子寿司
熊本、鹿児島本線/八代駅、鮎屋三代
熊本、鹿児島本線/八代駅、天草大王
さて、食いも食ったり、期間中に食べたのは57個ということになる。
バカである。バカで結構。好きなものを極めるということはどれだけバカになれるかということでもある。もっとも、駅弁を極める必要などないのだが…。
駅弁の本来の姿はやはりその地方の車中で食するものであろう。したがって、本来のあり方とは違う。しかし、それもまた一興。居ながらにして日本中を旅している感覚というのはそうそう味わえるものでもない。それぞれの地方の食文化に触れられるいい機会でもある。日本という国は縦にも横にも長い国なのだな、そう思うだけでも意味があるのではないだろうか。
今回も常連・新顔それぞれ楽しませてもらった。
これは外せない、という名駅弁も多く、さらに新作も楽しみたいとなると、やはり数をこなさなければいけなくなる。人気と質が必ずしも一致しないのは世の常だが、やはり高い評価を得ているものはさすがと思わせるものがある。
この大会で注目されるのされないのとでは大違いである。よって業者も真剣だ。期間中出張ってくるわけだから本気度が違う。われわれにとっては楽しい大会だが、業者にとっては悲喜こもごもだろう。
今回は特に実演部門では、「やまと豚弁当」と「大えびふらい弁当」が特に印象に残っている。
輸送部門では「甲州とりもつ弁当」か。
なんにしても、楽しませてもらった。また来年を楽しみにすることにしよう。
ごちそうさまでした。
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