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2010年07月18日11:01

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ワルシャワの秋

今日は帰りが遅くなるので、早めにUP。。。

ピアノの難曲数あれど、最高峰の難しさを誇る(?)のがリゲティの練習曲集だろうと思う。

ジェルジー・リゲティ(1923〜2006)はハンガリーの作曲家。
不毛な現代音楽ではなく、何かを感じさせてくれる音楽を書いたということで20世紀音楽の巨匠と言えると思う。自分にとっては武満徹やメシアンと並ぶ存在。

3巻18曲からなる曲集だが、CDなどでは2巻までの14曲が比較的容易に聴くことができる。

6曲目の『ワルシャワの秋』が好きである。
最も複雑なポリリズムで書かれている曲だが、少なくともひとりで演奏しているようには絶対に聴こえない。
それでいて、タイトルが示す通り、抒情的な表現を要求される。聴き慣れると極めて美しい曲なのだが、聴けば聴くほど複雑な印象が増してくるという不思議な曲でもある。
僅か4分程度の曲だが、ピアニストに要求するものは著しく多い。

この曲を三浦友理枝嬢が「B→C」リサイタルで取り上げる。
もともと現代音楽に造詣の深い彼女のこと、いつかはリゲティを聴かせてくれると思っていたが、実際に実現するとなると感慨深いものがある。
しかも『ワルシャワの秋』を選んでくれたのが嬉しい。

今聴いているCDはピエール=ローラン・エマールが弾いた録音(写真)。
現代音楽のスペシャリストが弾いただけに楽しく聴ける。

『ワルシャワの秋』だけでなく、どの曲も良い。ことにリズム処理の斬新さには目をみはるものがある。
現代音楽なんて、などと構える必要はない。意外なほどに聴きやすい。

いきなり全曲では敷居が高いという向きには、新進の女流ユジャ・ワンのデビューアルバムに4曲目『ファンファーレ』と10曲目『魔法使いの弟子』が収められている。これもまた快演。

ちなみにリゲティにはほかにもいい曲がたくさんある。
もう少し長生きしてほしかったな。。。
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