たまたま今日休暇が取れたので、たぬ〜が楽しみにしていた「土偶展」に行ってきた。
「The Power of DOGU」として、イギリスの大英博物館で展示されたものの帰国展ということになるらしい。
場所は上野の国立博物館本館。一室を使っただけの展示だったが、とても見応えがあった。
今回のキャッチフレーズは「縄文のスーパースター」。
人の形をした素焼の土の作品。
女性を模したものが多いようだ。生命の根源が女性にあるということをあの時代の人たちはとっくに理解していたのかもしれない。
豊饒を祈る思いということでもあるのだろう。
フライヤーでいうと、国宝に指定されているのは、いちばん上の縄文中期の「縄文のビーナス」、2番めの縄文後期の「合掌土偶」、いちばん下の縄文後期の「中空土偶」の3点。
下から2番めは縄文晩期の「遮光器土偶」で、土偶のなかでいちばん有名なものと思われる。遮光器土偶というのはゴーグルのような遮光器を付けているように見えることからそう名付けられている。
ほかにも「みみずく土偶」や「ハート形土偶」など、確かにスーパースターだと納得できるものがたくさんあった。
さらには土偶と関連のある、人型の模様が刻まれた土器や動物を模した像などもあり、興味深く観ることができた。
不謹慎な言い方かもしれないが、楽しかった。
しかし、世界中の至るところに同じような人型の像が残されている。
神であり、精霊であり、その姿はそれぞれ異なっていても、相通じるものがあるように思う。
今回の展示でも、マヤの出土品や、遠いアフリカあたりを思わせるようなものがあった。
敢えていちばん印象に残ったものを挙げると、やはり「縄文のビーナス」ということになりそうだ。
ふくよかな曲線美が素晴らしい。展示作品中で最も「女性的なもの」を感じさせるものだった。
日本の古代文明というのもたまにはいいかもしれない、と軽い気持ちで行ったのだが、その充実ぶりに驚かされた。プリミティヴな魅力に溢れている。自分たち日本人のルーツを探る意味でも観ておく価値のある展覧会だと思う。
360度から眺めることのできる展示方法も嬉しい。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00
会期は2月21日(日)まで。
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