マーラーに特化したオケのようだ。
1回目は4番、2回目は5番、そして3回目の今日は2番である。
マーラーの曲はどれも好きだが、最近は2番を聴く頻度が少ない。
特に理由はない。
ある意味マーラーの交響曲の中ではいちばんわかりやすい曲かもしれない。
山本音弥&Mahler Project(オーケストラ+コーラス)
七澤結:ソプラノ
林眞暎:アルト
木村理佐:オルガン
01.マーラー:交響曲 第2番 ハ短調『復活』
『復活』一本勝負。
凄まじい熱量の演奏だった。
細かいミスはあったが、そんなことは瑕にもならないくらいだった。
慌てず急がず、堂々としたテンポだったと思う。
オケは上手い。
やはりいい曲だな。
さんざん振り回されて、最後には感動させられる。
それが心地よい。
この曲ならでは、なのだと思う。
さらにこの曲こそ実演で聴くべきものなのかもしれない。
ちなみに私がこの曲でいちばん好きなところは、第5楽章で打楽器のみでクレシェンドを作っていくところ。
これはマーラーが初めてなのではないだろうか。そしてベルクに大きな影響を与えたのではないかと思う。
指揮の山本音弥は先日シュニッツェル・フィルでとても良いニールセンを聴かせてくれた。
今回も破綻することなく高い集中力でまとめ上げていた。
この人は来月にもう一度聴く予定になっている。
歌手は二人とも初めてだが、アルトの林眞暎は最近いろいろなところで名前を見る。旬の歌手なのかもしれない。
第4楽章『原光』の最初の O Roeschen rot! の声を聴いたときに震えが走った。
なんと澄んだ低音なんだ、と思った。雑味のない低音。今回のお目当てのひとつだったのだが、予想していた以上に素晴らしかった。また聴いてみたいものだ。
ソプラノの七瀬結も透き通ったいい声をしている。
いい歌手を招いたね。
そういえばパンフレットも力作。
この曲の解説として今後も役に立ってくれそうだ。
充実した演奏会だった。
感動が約束された曲ではあるが、それをそう聴かせるのは難しかろう。
聴いた後の疲労感、それさえも心地よい。
次回(2027年11月23日)も楽しみだ。
何番をやってくれるのだろうか…?
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