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2026年07月15日08:11

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東野圭吾『マスカレード・ライフ』(集英社)を読みました

東野圭吾『マスカレード・ライフ』(集英社)を読みました。
著者は、日本でも有数の人気ミステリ作家です。
このシリーズも本書で5作目となります。私はたぶんすべて読んでいます。
本書でも主人公は新田浩介なのですが、前作までの警視庁の刑事ではなく、警視庁を辞職しホテル・コルテシア東京に転職して保安課長を務めています。もちろん、ホテル側の山岸尚美や総支配人の藤木なども登場します。
本書冒頭では、いきなり高校生のころの新田浩介と父親の新田克久の関係からストーリーが始まり、しかも、現在はシアトルで法律事務所を構えている新田克久が、日本で弁護士として活動していたころに関わった刑事事件の関係で帰国し、ホテル・コルテシア東京に宿泊していたりします。
ストーリーの本筋は、集英社ならぬ灸英社の「日本推理小説新人賞」の最終候補者の1人が、住所定まらぬ放浪のフリーターながら、最有力候補となっていて、しかも、殺人につながりかねない死体遺棄事件の重要参考人、警視庁ではほぼ犯人確定のように見なしているというところから始まります。
したがって、警視庁が灸英社に強力に要請して、「日本推理小説新人賞」の審査会と受賞式場を、警察の捜査活動に万全の協力が期待できるホテル・コルテシア東京に変更してもらい、その新人賞の最有力候補である正体不明の青木晴真を待つわけです。灸英社の担当者は面倒を避けるために青木晴真の受賞を回避するような作戦を試みたりもしますが、はたして、受賞者が誰になるのか、また、新田浩介の父の新田克久が弁護士として関わった刑事事件の関係者とは誰で、どうなるのか、といったあたりは読んでみてのお楽しみです。
はい、確かに定番のシリーズの最新作であり、私のようなミステリファン、この作者のファンであれば、押さえておきたい作品です。また、主人公の1人の新田浩介が警視庁を辞職し、ホテル・コルテシア東京に転職したり、新田浩介の父親を登場させたり、いろいろとマンネリ化を防ぐ手段を講じています。そのあたりをどう評価するかは読者次第といえます。
中には、さすがに、そろそろホテルを舞台にするのは飽きが来つつある読者もいそう気がします。どこまで続くのでしょうか?

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