mixiユーザー(id:68108846)

2026年07月09日07:27

36 view

榎本博明『絶対「謝らない人」』(詩想社新書)を読みました

榎本博明『絶対「謝らない人」』(詩想社新書)を読みました。
著者は、心理学の博士号を持ち、MP人間科学研究所代表ということなのですが、私にはよく理解できていません。
この著者の新書は何冊か読んでいて、最初に2年ほど前に読んだ『勉強ができる子は何が違うのか』(ちくまプリマー新書)はまずまずよかったのですが、『「指示通り」ができない人たち』(日経プレミアシリーズ)とか、最近読んだ『すぐに「できません」と言う人たち』(PHP新書)に至っては、もはや年配の頭の固い高齢者が若い人に向かって愚痴をいっているような印象すらあり、本書もかなりの程度にご同様です。
まあ、何と申しましょうかで、コンサルとかカウンセリングの場面で、「若い人が謝らない」といった年配の経営者なんかの意見を真に受けて、「サッサと謝るのが日本人的な美徳」みたいに考えているように私は受け止めました。
冒頭で、タイトル通りに、謝らない人が増えてきた点を印象論的に論じた後、謝らない人の心理が歪であることを主張しています。ただ、私は逆に、強く謝罪を要求する人の心理も歪なのではないか、という気がしてなりません。すなわち、本書でも指摘していますが、ネットでいうところの誤ったら死ぬ病のように、「謝ったら負け」という心理の反対側に、相手に「誤らせたら勝ち」という心理がある点は、どうも本書では見逃されているようです。
ほとんど愚痴のオンパレードなのですが、ただ最終章だけは、謝らない人との付き合い方があり、これはこれで、参考になる部分もありました。謝罪要求がタブーであるとか、親切心が「いちゃもん」と曲解されリリスクとか、まあ、この最終章だけは読んでよかった気がします。

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する