もしかしたら平日夜のフィリアは初めてかもしれない。
先週土曜もフィリアにいた。
このところ柿沼麗子、毛利文香という凄腕ヴァイオリニストを聴いて驚かされた。
その後で凜々子姫のヴァイオリンがどう聴こえるか。
そして原嶋唯のピアノを聴くのは初めてだ。
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原嶋唯:ピアノ
01.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.12-2
02.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
<休憩>
03.プロコフィエフ(L.バイチ&M.フレッツベルガー/編):ロミオとジュリエット組曲
04.ラヴェル(コハンスキー/編):亡き王女のためのパヴァーヌ
05.ラヴェル:ツィガーヌ
<アンコール>
06.エルガー:夜の歌
07.エルガー:朝の歌
08.ドヴォルザーク:ユモレスク
イ長調の曲を並べたのは偶然ではあるまい。
ベートーヴェンもブラームスも持ち前のしなやかで透明感のある音色で聴かせる。ベートーヴェンの第2楽章の美しさは絶品である。
ただピアノのタッチが強くヴァイオリンとのバランスにやや難があったようにも感じた。
ブラームスのソナタは3番が突出した名曲で、1番と2番は普通の曲だと思っていた。それが誤りだということを彼女の演奏で気付かされた。1番も2番も良い曲ではないか。
後半のプロコフィエフは超絶技巧と、激しく厳しい表現が求められる。
こういう曲も彼女は得意としている。前半とは異なるアプローチが必要で、ピアノのタッチに負けない音量で奏でられることを証明する形にもなった。
となるとやはり前半はピアノが大きすぎたということなのだろう。ピアノにはより柔軟なアプローチを求めたいところだが、共演を重ねれば改善されてくるものであろう。
一転『亡き王女のパヴァーヌ』では徹底して美旋律を情緒豊かに歌わせる。
これがまた巧いのだ。
お目当てのツィガーヌ。
ヴァイオリンの特殊奏法盛りだくさん。まさに超絶技巧のオンパレード。
しかも技巧の披露にとどまらないのがラヴェルの天才たる所以。
さすがだ。
この曲のみ暗譜。自家薬籠中のものということだろう。
柿沼麗子、毛利文香という優れたヴァイオリニストを聴いた後でも、やはり彼女は凄いという印象は変わらない。
それぞれ個性があって良いではないか。
彼女には彼女ならではの音色がある。
アンコールのエルガーには驚いた。
どちらもメロディーの綺麗な良い曲だ。敢えて言うなら『朝の歌』の方が好きかな。
6月24日リリースの新譜も先行発売でゲット。
イザイの無伴奏ソナタ全曲。前作がバッハの無伴奏。攻めてるな。
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