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2026年05月17日21:22

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戸田交響楽団@所沢ミューズ アークホール

アマオケの情報はX(旧twitter)やteketというチケットサイトで得ることが多いのだが、特にteketで扱いが無いオケだとノーマークのままということもある。
今回もそれ。石丸由佳さんがXに投稿してくれなかったら気付かなかった。

彼女は所沢ミューズのホールオルガニスト。
サン=サーンスの3番は大好きな曲だし、彼女がオルガンを弾くなら聴きたい。

昨年、アマオケで4回聴いた。
そのうち1回はここで石丸さんがオルガンを弾いた。そのときのホールが揺れるような重低音が忘れられない。天井から音が降ってくるような感覚も。
違うオルガニストでここで聴いたときは、全く異なる印象だった。もちろんそれが悪いわけではなく、奏者によりやはり音の組み立てが違うものだということがよくわかった。
その後、今年になってバッハ関連の企画で彼女のバッハをここで聴いたが、やはり重低音の鳴りが凄かった。終演後に話を聞くと、意識的に増しているとのことだった。
というわけでお気に入りのオルガニストとなったわけだ。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991788684&owner_id=3696995&from=list_diary_title

なので彼女のオルガンが聴ければいいや、くらいの軽い気持ちで出かけた。
先週のことを思うとちょっと怖かったりもしたのだが…。

埼玉県戸田市を拠点にしたオケらしい。

笹崎榮一&戸田交響楽団
江口心一:チェロ
石丸由佳:オルガン

01.ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
ec.ドヴォルザーク:森の静けさ(ボヘミアの森、より)
<休憩>
02.サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 Op.78 オルガン付き

チェロ独奏は都響の副首席。
柔らかく暖かみのある音がとても良い。大らかと言うか、包容力があると言うか。
激しさよりも優しい表情のドヴォルザーク。こういうのも悪くない。

オケもなかなか巧い。
金管もよく鳴っていたし、木管の音色も豊か。
ホルンはミスもあったがなかなかの出来だった。

アンコールもチェロとオケによる。
これも良かった。

休憩を挟んでお目当てのオルガン付き。
やはりこの曲はカッコいい。
オルガンが入っていることもあって、スペクタクルな迫力があるし、構成は緊密で、だれるところが無い。オーケストレーションも巧みだし、楽想も魅力に溢れたものばかりだ。

オケはやや弦が多く、バランスが良くないかなと思っていたが、そのうちに気にならなくなった。
前半と同じように良い出来だ。ホルンも健闘。
ちょっとタメを効かせたりして、これが独自の解釈だったのかも。違和感は無かった。
カッコよく聴かせてくれた。

さて、オルガン。
やはり重低音が響く。ホールが揺れるような感じだ。
特に第1楽章後半の静謐さに重低音の持続音が鳴るあたりは迫力ものだ。
そのうえで崇高な雰囲気を醸し出すあたり、オケとのコンビもいい感じ。
第2楽章の終結部もド迫力で攻めつつも、きっちりアンサンブルの一部としてまとめている。
やはりこのオルガニストは凄い。

このオルガニストでこの曲を、今年少なくともあと2回聴く。
1回はこのホール、もう1回は東京芸術劇場。

演奏は良かったのだが、運営と客層がね。
運営がオケの足を引っ張ってはいけないよな。
客の質は仕方がない。運次第だからね。
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